BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS 2016/6/4放送 #100 鳥の小川

放送100回目の記念に、錦糸町の老舗で味わう秘伝のタレと希少部位の絶品焼き鳥。濃いめの焼酎ハイボールがすすむ、すすむ!
特別記念ゲストに風間杜夫さん登場!

きたろうさんを差し置いて「さぁ、始まりました夕焼け酒場」と登場したのは、100回記念放送の特別ゲスト、風間杜夫さん。俳優養成所時代からの親友であるきたろうさんは「今日はとことん飲むよ、仕事を忘れて飲むよ」と、早くもノリノリ。街は、風間さんもよく呑んでいるという錦糸町。創業大正8年という老舗「鳥の小川」の暖簾をくぐると、三代目ご主人・小川右二さんと、明るくお店を切り盛りする女将の薫さんがお出迎え。恒例の焼酎ハイボールでの乾杯に、常連さんから「(100回目)おめでとうございます!」の声が飛び、店はすでに大盛り上がり!

「まずは、首の肉を食べないとね。(鶏の)上からいこう」と、ご主人が出してくれたのは“すきみ”。「鳥の小川」で名付けられた希少部位で、首の骨からすいた身を焼いている。プリッとした食感に、一行は「うん、うん」と頷きながら「美味しい!」「歯ごたえがいいね」と串を満喫。早くも「濃いめでもう一杯!」と、おかわり所望の風間さんは「ぼんじりっていう部位があるんだよね。大将! ご主人! 俺はね、ぼんじりに期待なんですけど、次は何ですか? 首から次は!」と、おすすめが食べたいんだか、ぼんじりが食べたいんだか、期待が膨らんで前のめり! 「次はささみ。うちのはちょっと味わいが違う。ぼんじりも出ます。もちろん出します。これを食べないと、うちに来た甲斐がないくらいです」と、ご主人は自信満々。ボリュームたっぷりの“ささみ”は塩焼きで、ふっくらした歯ごたえ。先々代からの付き合いだという、100年以上続く両国の問屋から仕入れた極上の素材に、ご主人の確かな焼きの腕が、この食感を実現する。続いて風間さんお待ちかねのぼんじりが登場。「俺は店に座ったらまずぼんじり、締めもぼんじりなんだよ。うん、うまい! ちょっとすごいね、このぼんじり」と風間さんが絶賛し、西島さんは「軟骨が柔らかいですね。ものすごく食べやすいです」と満面の笑み。どの串も老舗にふさわしい絶品串ばかりだ。

すみずみまで味わい尽くされて鶏も大満足?

創業者の祖父・瀬一郎さんが店を構えたのは、今から96年前。東京大空襲により、店は焼けてしまったが、大切な“たれ”だけは叔父が必死に守りぬいたという。その後、戦地から戻った父・清次さんが、焼け野原に店を再建。三代目が店を継いだのは17年前。「うちの親父とおふくろが高齢になって、気がついたら継いじゃった」という。それまで焼き鳥の経験がなく、肉の選び方、串の刺し方、焼き加減など、一から学ばなくてはならなかったご主人を救ってくれたのは、代々伝わる秘伝のたれだった。さっぱりして上品。そのたれの味が、常連さんをつなぎとめてくれたのだ。

次のオススメは、1羽で100gしかとれないという“はらみ”。呼吸運動に関わる筋肉・横隔膜の部分で「すっごく柔らかい、びっくり」と西島さん。きたろうさん曰く「牛肉の美味しいのを食べてる感じだね」。旨味たっぷりで柔らかな食感。ほかでは滅多に味わえない一品だ。

最後の料理は、創業時から変わらぬ味で人気の塩鳥鍋(1人前600円・税抜)。最初にスープを味わったきたろうさんが「鶏っていうのは、やっぱりいいダシが出るね。スープにされて、どれだけ鶏が喜んでるか。それにさ、こうやってダシが出ちゃった後の鶏がうまいんだよ。俺、好きなんだよ」と言うと、風間さんが「自分を見てるようで?」と大笑い。

ご主人と女将さん、お互いに伝えたい事を訊くと、女将さんは「長く商売を続けるためにも体に気をつけて。病気も怪我もないように」と、ご主人を気遣う言葉。ご主人は?というと思わぬ言葉が飛び出してきた。「感謝の気持ちと、あとはね、3回目の青春だね」。一行が「今から?」と首をひねると「20歳でしょ、40歳でしょ、60歳を超えて3回目の青春を楽しむんですよ」。青春は20年ごとにやってくるというご主人。だから酒場では、お客さんのいろんな年代の青春が交錯し、年齢の壁を超えて盛り上がる。そんな店の風通しの良さに「帰らないよ、俺は」と、風間杜夫さん。その気持ち、よく分かります!

鳥の小川の流儀
その壱

鳥の首の骨から身をすいた一串。首の筋肉「せせり」とも言われる希少部位。すきみ1本120円(税別)
その弐

ささみは竜骨突起に付く筋肉。あっさりして、クセのない部位だが「鳥の小川」のささみは、味が濃厚でふっくら。ぼんじりは軟骨の歯ごたえと、濃厚な脂がやみつきになる尾の部分。ささみ1本200円(1日限定10本・税別)ぼんじり1本120円(税別)
その参

牛のはらみと同じく、鳥のはらみも横隔膜。しかし、そのサイズは極小。一串に一羽分以上刺した、非常に贅沢な一品。はらみ1本150円(1日限定10本・税別)
きたろうさんから、鳥の小川へ贈る「愛の叫び」おしどり夫婦に教わりました。酒場とは青春———きたろう
「鳥の小川」
住所
電話
営業時間
定休日
東京都墨田区江東橋4−13−3
03-3633-2072
17:00〜23:30
日曜、祝日
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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