BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS 2017/06/03放送 #146 晩酌屋 おじんじょ

看板メニューの煮込みとポテサラをつまみに広島のレモンを使った酎ハイをグイッ!恵比寿で絶大な人気を誇る晩酌屋
個性的なレモン酎ハイが、なんと6種類も揃う

今宵の店は東京都渋谷区の恵比寿にある、夏にぴったりな開放的でオシャレな一軒。開店して3年目の新しい店だが、酒場としてのこだわりは十分。例えば、きたろうさんが焼酎ハイボールをオーダーすると、ご主人の高丸聖次さんが「うちはですね、レモン酎ハイが6種類ありまして……」とくる。「いつもの生レモン酎」から、女性に好まれそうな「ミントで香るレモン酎」まで、どれにしようか悩む西島さん。一方のきたろうさんは「いつもの生レモン酎。濃いめにできる?」と早々に注文。西島さんは「瀬戸田のレモン塩de酎」をいただくことに。すると西島さんの前に、酎ハイと自家製のレモン塩ペーストが登場。「これを全部、酎ハイに入れて、ちょこちょこっと溶かして」と、ご主人。常連さんとの「今宵に乾杯!」もそこそこに、グイッとあおった西島さんは、「これ美味しい! これからの季節、最高ですよ!」と大絶賛。

続いては、日替わりおばんざいから選べるお通し。この日は「タコとキュウリのもずく酢」や「筍とふきの土佐煮」など4種類で、西島さんは「セロリとトマトのキムチ」、きたろうさんは「青菜とクリームチーズの白和え」をセレクト。どのメニューも家庭料理風だが、素材使いや色合いにひとひねりを効かせているところがミソ。きたろうさんが「これは女性を意識してますね」と言うと、「はい!」と即答するご主人。お客さんの男女比率は5対5とバランスが良く、それがまた人気の秘密になっているようだ。

”ちゃんと当たり前に美味しい”に、こだわる

高校を卒業したご主人は、東京で働きたいと上京。しかし、なかなか状況に恵まれず、賄い付きの飲食店でアルバイト生活をしていたという。26歳の時、全国で飲食店を展開する大手企業の社員となり、様々なノウハウを得て10年後に念願の独立を果たした。「僕、いろいろ酒場を飲み歩いて、長く続いている酒場ってどんな酒場かなって思ったんです。レモン酎ハイがちゃんとしていて、ポテトサラダと煮込みが美味しい。そういう店がなんか長く続いてるなって。だから、そこはちゃんと当たり前に美味しい店にしようと……」。そんな話を聞けば、その煮込みとポテサラをいただかねば。おつゆの色も独特な「牛すじ豆富の煮込み」は、甘みが強め。これにトロトロのすじ肉と豆腐が絡み、絶妙な味わいを生んでいる。「最高ですね。美味しいです。品のいい都会的な煮込みですね」と西島さん。ポテトサラダは見慣れた姿に、黄色い細切りの何かが乗っかっている。実はこれ、たくあん。ポリっという食感がアクセントになっている。「うーん、これは男性を意識してるね」と、きたろうさんが言えば「バレました?」とご主人。さらに、ポテサラがカレー味というのも意表をつく。レモン酎ハイと煮込み、ポテサラで、恵比寿のサラリーマンの舌を、見事にギュッと捕まえているようだ。

次のオススメは「茗荷と大葉とシラスの玉子焼き」。小さなダッチオーブンで玉子を焼き、プリンよろしく取り出して、カラメルならぬシラスをどっさり。玉子焼きが好物のきたろうさんは「子供が食べる玉子焼きじゃないね。これは人を誘いたくなる。客をちゃんと呼ぼうっていう魂を感じる」と、練り上げられた料理の演出と味に太鼓判。

西島さんが「最後にこれだけは食べて帰れのメニューをお願いします」と、いつものようにお願いすると、ご主人の顔がほころぶ。「オッケーです、じゃあアレを!」と、思わせぶりに厨房に通したオーダーは「神明鶏の肉汁焼き 上」。広島県三原市のブランド鶏・神明鶏を、じっくり焼き上げ、その時に出る肉汁をかけていただく一品。「皮がうまいね」と唸るきたろうさんに、「超、肉汁!」と喜ぶ西島さん。「焼き方から何から、いろいろパフォーマンスを考えてるね。楽しくお酒が飲めるようになっているよ」と、きたろうさんが褒めると「働いている人間も楽しみながら、お客さんも楽しんでもらいたいんです」と、ご主人。長いお付き合いになるお客さんもいれば、その日だけのお客さんもいる。そんな一期一会の酒場で働くことを、心から楽しむご主人とスタッフのいる店は、いつ訪れても最高の居心地だ。

おじんじょの流儀
その壱
まずは6種類のレモン酎ハイの中から好きなものを選ぶべし!
「いつもの生レモン酎」や「シャリッと!!レモン酎」など6種類あるレモン酎ハイ。なかでもオススメは、広島県産の瀬戸田レモンを使用し、自家製塩レモンペーストを酎ハイに溶いて飲む、瀬戸田のレモン塩de酎480円(税別)
その弐
日替わりのおばんざいの中からお通しを一つ選ぶべし!
お通しとして選べる日替わりのおばんざい。この日は4種類で、セロリとトマトのキムチ、青菜とクリームチーズの白和えなど。各420円(税別)
その参
お店が長く続く秘訣レモン酎ハイ 煮込み ポテサラが美味い!
有名店や老舗の酒場を飲み歩き、ご主人が人気店に共通する法則を発見。それが、この3種のメニューが美味しいこと。それゆえに味にはこだわりあり。
その四
ダッチオーブンで焼き上げる大葉と茗荷とシラスの玉子焼きを食らうべし!
玉子とかつおだし、マヨネーズなどを混ぜ合わせ、小さなダッチオーブンで焼き、たっぷりのしらすと一緒にいただく。茗荷と大葉とシラスの玉子焼き880円(税別)
その伍
必ず名物のアレを食らうべし!
ご主人の地元、広島県三原市のブランド鶏“神明鶏”を使用した、肉汁たっぷりの一品。手羽むね肉を使った「上」と、もも肉を使った「下」がある。神明鶏の肉汁焼き 上1,480円(税別)
きたろうさんから、おじんじょへ贈る「愛の叫び」広島のナイスガイは男も女も魅了する。———きたろう
「晩酌屋 おじんじょ」
住所
電話
営業時間



定休日
東京都渋谷区恵比寿西2-2-10
03-5784-1775
月〜木曜17:00〜24:30、
金曜17:00〜26:00、
土曜16:00〜24:30、
日祝16:00〜24:00
無休
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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