- トップページ
- > 下町大衆酒場へ
-
-
下町酒場はカウンターが中心。ご主人を囲んで常連さんがいっぱいです。
是非カウンターに座ってお店の雰囲気を味わいましょう。
-
-
-
下町酒場の常連さんは、皆一人客です。訪問の際は多人数で内輪話をするのではなく、お店に同化して皆の話に入っていくことをお勧めします。
3人以上になると、声は大きくなるし自分たちの世界に入り込んでしまうので、お店で浮いてしまいます。
-
-
-
最初のオーダーは緊張しますよね。まずは焼酎ハイボール1杯と料理2品あたりで。「焼酎ハイボールと煮込みとやっこください!」くらいに軽くイナセにいきましょう。
大体のお店がご主人だけかご夫婦だけで切り盛りされています。料理が遅かったり、間違っていたりしてもそこはご愛敬です。
-
-
-
お店は常連さんばかりですので隣のお客さんから声をかけられることがあります。これも下町酒場の醍醐味。
そんなきさくな常連さんでも意外と「プライベートの話はしない」という不文律があります。ご主人でさえ常連さんの仕事や本名を知らないなんてこともしばしば。会話はテレビのニュースやお祭りの話などを中心にプライベートの話はやめましょう。
盛り上がって、おごったりすることも厳禁です。あくまで初心者というスタンスで。
-
-
-
いったんお店に入ったら、お店のご主人がリーダーです。すべてはご主人のペースに任せましょう。みな常連さんだから、ご主人の言うことには従います。
-
-
-
常連さんでもだいたい1時間くらいでサクッと帰ります。お店は、一杯だけで長居をしたり、泥酔するところではありません。
後からお客さんが来てお店が満員になったら、適当に切りあげましょう。譲り合いの精神も下町酒場の特徴です。
-
-
-
お店はせっかくのみんなの憩いの場。メモやカメラは雰囲気を台無しにしてしまいます。
でも、最近は写真を撮る人も多くなったので、お店の方も理解をしてきたようです。
カメラはご主人の許可をとってからにしてくださいね。ガイドブックを広げるのも控えたいところです。
-
-
-
「おじさん」「おばさん」「おとうさん」「おかあさん」もいません。お店の人を呼ぶ時には、「すいません」「だんなさん」あたりで。
ちょっと仲良くなったら、女性は「おねえさん」。いくつになっても「おねえさん」です。
隣のお客さんも敢えて呼ぶなら「おにいさん」。「おじいさん」「おばあさん」なんて大衆酒場にはいないのです。
-
-
-
「江戸の下町の酒場だから」ということで、最初からタメ口で注文してしまう初心者がいますが、これは浮いてしまいます。初心者らしく丁寧な言葉使いでいきましょう。
だいたい、いまどき自分を「江戸っ子だ」なんて思っている東京人はいません。誤解なきよう。
-
-
-
下町の大衆酒場はゆっくりと食事とともにお酒を楽しむところです。静かなお店に2軒目、3軒目で酔っ払って行くのは無粋極まります。
実際に「酔っているお客さんはお店に入れない」というところも多いですよ。
-
-
-
下町の大衆酒場は、料理の種類が豊富なことも特徴です。なかには300種類くらいのメニューがあるところも。
また、同じ煮込みでもお店によって味わいが全然違います。比べてみるのも楽しいものです。チーズ1つとってもお店によって出し方が全然違うので「お店に行くと必ずチーズを頼む」という人もいるくらいです。
-