BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#275

優楽庵

八度

2020/3/7放送

ショーパブの人気ダンサーだった男が
45歳で華やかな世界を退き
仲間とともに開業した酒場

引き立つ甘み! がりの肉巻きに舌つづみ

実は、治樹さんは18歳で三重県から上京し、約20年間、西新宿の老舗ショーパブ「ギャルソンパブ」で、ダンサーとして活躍した。人気ダンサーの彼を見るために多くのファンが訪れたという。それを聞いて、きたろうさん、「俺もそこでやったことあるよ!」と、ビックリ。結成間もないシティボーイズも出演したのだとか。そんな老舗店で、店長とダンサーを兼務していた治樹さんだが、45歳の時、「やり切った」と潔く引退を決意。そして、治樹さんを慕い、一緒にショーパブを辞めた仲間とともに、酒場の主人として第二の人生を歩み始めた。

今宵の舞台は、新宿駅から丸ノ内線で3駅の中野区新中野。そこから2駅先の新高円寺に住んでいたきたろうさんも、お馴染みの街。酒場が並ぶ路地を歩きながら、「いい感じ〜」「ハシゴできそう」と、早くもテンションが上がる、きたろうさんと西島さん。やって来たのは、平成27年創業の酒場「優楽庵 八度 (ゆらあん はちたく)」だ。アットホームな店内で、いつものように、焼酎ハイボールで「今宵に乾杯!」。

イケメンご主人の片山治樹(はるき)さん(49歳)に、「かっこいいねぇ」ときたろうさん。西島さんも「ただ者じゃない感じ!」と興味をひかれながら、まずは最初のおすすめ、「がりの肉巻き」をいただく。がり(甘酢生姜)を大葉と豚バラで巻き、塩コショウで焼き上げると、がりの甘さが引き立って、得も言われぬ旨さ。思わず、「おいしい〜」と唱和するふたり。

元ダンサーで治樹さんの妻である女将の久美子さん(44歳)、従業員の藤代嵩人(たけひと)さん(35歳)と、現在、育休中の嵩人さんの妻・千尋さん。「嵩人はもともと弟みたいな感じで、よく遊んだりしていた仲間。店名も4人の頭文字をとって『はちたく』にしました」と治樹さん。嵩人さんも「先輩とこんな家族ぐるみで店をやれるとは、思いませんでした」と、先輩後輩のいいコンビ。

ここで、次のおすすめ、「ひとくちピザ」が登場! ミニミニサイズながら、意外と具だくさん。「かわいい〜」、「ちょうどいいね」とパリパリ頬張るふたり。生地は、なんと餃子の皮! 嵩人さん考案のメニューだそう。

全力でお客さんを楽しませたい!

厚切りハムカツ

多くのお客さんで賑わう店内。この日も、「マスターは、踊るとめっちゃかっこいい! ずっと踊っててほしい」と話すファンの女性客から、「一人で来ても、知らない人と友達になれるし、いつ来ても受け入れてくれる」という男性客など、お客さん同士でワイワイと盛り上がっている。「すごい一体感! みなさん仲良し〜」と西島さんも楽しそう。「この路地も雰囲気いいよね」と言うきたろうさんに、「そうなんです、それで、ここに決めたのもあります。満席の時はお客さんを近隣のお店にも紹介しあったり。いろいろ受け止めてくれるいい街なんですよ」と、心から満足げな治樹さんと久美子さん。

さて、お次は、「厚切りのハムカツ」を。ブランドハムの「飛騨ポーク」を厚切りの贅沢フライに。お好みでケチャップをつけてかぶりつけば、「ちょっとアメリカンドッグ」な王道おつまみに。「45歳までダンサー一筋だと、料理は苦労したでしょ」と言うきたろうさんに、「最初の一年は、本当に大変でした。今でもずっと不安ですけど……(笑)」と正直な治樹さん。

続いていただくのは、治樹さんの故郷・三重県のおふくろの味をアレンジした「プリプリホルモン焼き」。八丁味噌でこってり味つけしたホルモンは、「これはプロの味!」ときたろうさんも西島さんも太鼓判。

「お客さんがこんなに来てくれるのはどうして?」と聞くと、「お客さんは、店に入ったらみんな平等。分け隔てなく全力で楽しませる、という思いでやってるので」と治樹さん。きたろうさんは、「大将も女将も、イキイキしてるんだよね。人間が生きてるって感じがするんだよ」と感心する。女将の久美子さんは「ショーパブ時代から引き継いだものかもしれないのですが、わざとやってるわけではないんですよね」と心からの笑顔。「忙しくて、息つく暇もなく料理作っているときが、楽しいです。今が一番楽しい!」と充実感あふれる治樹さんに、「はるちゃん、第二の人生もちゃんとやってるね」ときたろうさんの眼差しも温かい。

最後の〆は、「伊勢うどん」。柔らかく茹でた太うどんに、たまり醤油とかつお節をしっかり混ぜていただく。西島さんはツルツルモグモグ食べながら、「この柔らかいのが、濃いめの醤油に合う〜」と大満足。

恒例の「酒場とは?」の質問に、久美子さんは「皆が楽しく居られる場所にしたい」とニコニコ。治樹さんは、「おいしいお酒があって、いい仲間が集まる場所ですね」。後に控えていた嵩人さんは、「僕にとっては、いろいろ教わる場所です」と後輩らしく答えて、やっぱりチームワークの良さがキラリ。

「八度」の流儀

その壱

まずはお店の一番人気メニュー! “がりの肉巻き”を食らうべし!

がりを大葉と豚バラ肉で巻き、塩コショウで味付けして焼き上げる。加熱することでがりの甘さが引き立ち、豚肉の旨味と大葉の香りにマッチする。
がりの肉巻き300円(税別)

その弐

簡単料理のアイデアメニュー! “ひとくちピザ“を食らうべし!

具材を乗せた餃子の皮をオーブンで焼くアイデアピザ。仕上げにバーナーで焼き目を付けてパリパリの食感に。餃子の皮をひとくち
ピザ350円(税別)

その参

ボリューム満点! “厚切りハムカツ”を食らうべし!

岐阜・飛騨高山のブランドハム「飛騨ポーク」を贅沢に厚切りしてフライにする。お好みでマヨネーズやケチャップをつけて。
厚切りハムカツ500円(税別)

その四

〆は治樹さんの故郷の味! 必ず伊勢うどんを食らうべし!

柔らかく茹でた太いうどんをたまり醤油と混ぜて食べる伊勢うどん。うどんの上にたっぷり盛られたかつお節の香りが食欲をそそる。
伊勢うどん700円(税別)

きたろうさんから、八度へ贈る「愛の叫び」

エネルギッシュなショーが
酒場にも溢れてる

―――きたろう

「優楽庵 八度」

住所
営業時間
定休日
東京都中野区中央4-2-11
火〜土 17:00〜25:00  日祝 17:00〜24:00
月曜
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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