BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#277

楽膳

2020/3/21放送

中目黒で創業33年目の
歴史を感じさせる渋い酒場
二人三脚で守り続けてきた夫婦の物語

薩摩知覧鶏の炭火黒焼に舌つづみ!

今宵の舞台は、目黒区中目黒。若者がおしゃれに飲み集うイメージの街で、きたろうさんと西島さんがやってきたのは、東急東横線の線路沿いにある創業33年目の「楽膳(がくぜん)」。「渋いね、いい感じ」とさっそく気に入った様子のふたり。まずは、ご主人の泉憲昭さん(62歳)に焼酎ハイボールを注文して、「今宵に乾杯!」。憲昭さんとともに店を切り盛りしている女将の淳子さん(62歳)に、きたろうさんは、思わず、「奥さん、きれい! 旦那は……(笑)」。

最初のおすすめは、「刺身5点盛」。マダイ、マトウダイ、ブリ、炙りしめさば、ホタルイカと盛りだくさんな内容に、「これだけ品数があるとうれしいね」ときたろうさん。西島さんも、マトウダイを食べて、「さっぱりしてるけど、程よくネットリ。タイが2種類もあって贅沢〜」と舌つづみを打つ。

食堂を営む両親の元に生まれたご主人は、自分の店を持つことを夢見て、料理の腕を磨き、30歳で中目黒に自分の店を開業。22歳で結婚した妻の淳子さんも、その時から店を手伝い始めた。22歳まで栄養士として病院に勤務していた淳子さんは、調理の経験はあったが、子育てもあって、店を手伝い続ける予定はなかったという。ご主人も、「最初は従業員を揃えて、妻は専業主婦に、と思ってたんですが、働き手が少なくて。そのまま32年。今に至ります」と、淳子さんには頭が上がらない。

憲昭さんと淳子さんは、実は高校の同級生で、15歳からつきあっていたという。 西島さんが、「マドンナだったでしょう!?」と言うと、「いえいえ、私からアプローチしたんです」と淳子さん。ご主人も「若い頃は、僕はジャニーズ系だったから(笑)」と臆面もなく言って、一同大爆笑! 「もう運命共同体ですね」。「見るからに、今も仲良さそうだもんね」と、赤い糸の太さに驚くばかりだ。

さて、次は、「知覧鶏の炭火黒焼」を。炭火を激しく燃焼させ、高く上がった火柱で炙る。濃い炭の風味に、「香りが〜!」と待ちきれない西島さん。しっかりした噛み応えのさつま地鶏を、「噛めば噛むほど、いい香りが出てくる〜」と味わい尽くす。

ご主人の優しさと女将の細やかな気遣い

御刺身盛合

開業当時の様子を聞くと、「30年前は、まだ下町の風情が残っていて、職人さんなんかも多かったですね。この辺りでは大衆酒場が珍しかったので、それなりに繁盛しました」とご主人。当初は、武蔵小山と三軒茶屋にも支店を経営していたそうで、「若かったので、朝の4時頃まで一生懸命働いてましたね」と淳子さんも当時を振り返る。

ここで、次のおすすめ「ラーメンサラダ」が登場! 一見、冷やし中華のようだが、「ラーメンの味をそのままに、サラダ仕立てにした」という。「ごまだれが麺にも野菜にも合う〜。野菜も取れてうれしい」と西島さん、大満足だ。

店の料理には、淳子さんの栄養士経験をいかした細やかな気遣いも。「40歳過ぎると、ご家庭で塩分制限される方も多いので、それぞれのお客さんの様子を見て、塩分を抑えたりもしますね。リピーターさんが多いので、それを心の糧に、毎日を積み重ねてます」と言う。「今では、私がいないと店が回らない」という淳子さん。現在は、昼間は家事や介護をしながら、夜、店を手伝っている。しっかりと休養がとれるようにと、ご主人は、昨年から営業方針を変更し、週休2日制にした。いつも穏やかな笑顔の女将だが、ご主人からは、「お客さんに向けるその笑顔を俺にも向けてくれ」と言われるとか。「今、ちょっと向けてあげたら?」ときたろうさんに言われて、ご主人に向かってニコッとほほ笑む淳子さん。照れながらもうれしそうなご主人は、ちょっとカワイイ!?

続いていただくのは、淳子さんが作る「天ぷら盛合」。かつてご主人の両親が営んでいた食堂の人気メニューを、今は淳子さんが作っている。この日は、鯛ときのこの盛り合わせ。「鯛の天ぷら、初めて! おいしい〜」と西島さん。「やっぱり幸せだね、天ぷらは」ときたろうさんも大満足だ。

32年間支えてくれた淳子さんに対して、「感謝、感謝です。いなければだめでしたね。精神的にも肉体的にも」と素直に言葉にするご主人。普段から喧嘩した後には、「すまない。毎日感謝してるから」と謝るそうで、ふたりの仲良さには、きたろうさんも、もう脱帽。

最後の〆は、数量限定の「鯛のカブト塩焼」。立派なカブトに、テンションが上がるふたり。「鯛のフルコースみたい」と、たっぷりの身を口に運んで、「脂のノリも塩加減もバッチリ! 最高です」と感激する西島さん。

酒場とは「疲れを吹っ飛ばす場所」と淳子さん。ご主人は「明日への活力です」と言う。きたろうさんが「儲けは?」と聞くと、「その後ですね。通信簿みたいなものですから」と答えて、「いい言葉だな〜」と感心するきたろうさんたちだった。

「楽膳」の流儀

その壱

まずはお店自慢の刺身5点盛を食らうべし!

この日は、マダイ、マトウダイ、ブリ、炙りしめさば、ホタルイカと品数豊富な盛り合わせ。魚は時期や魚種によって仕入れ先を変えている。
御刺身5点盛980円(税別)

その弐

炭の香りを楽しむ鹿児島料理“知覧鶏の炭火黒焼”を食らうべし!

強い歯応えが特徴の鹿児島県の地鶏「さつま知覧どり」を使用。炭火を激しく燃焼させて直火で炙り、鶏肉に炭の風味をつける。
知覧鶏炭火黒焼780円(税別)

その参

ご主人の創作料理!“ラーメンサラダ”を食らうべし!

茹でた麺を冷水でしめて、自家製ソースとごまだれで味付けし、たっぷりの野菜を添えてサラダ風に仕上げる。冷やし中華とは一味違った風味に。
ラーメンサラダ780円(税別)

その四

女将・淳子さんが作る“天ぷら盛合”を食らうべし!

かつてご主人の両親が営んでいた食堂の人気メニュー。季節によって具材を変え、魚介やきのこをふんだんに使った自慢の一品。
この日は、鯛、しめじ、椎茸、えのき、大葉。天ぷら(白身魚・茸盛合)1,380円(税別)

その伍

〆は数量限定の魚料理! “鯛のカブト塩焼”を食らうべし!

刺身、天ぷらときて、最後は贅沢にカブトの塩焼きを。塩加減、焼き具合とも絶妙で、脂の乗り具合も最高。仕入れの量が限られるので、数量限定の早い者勝ち!
カブト塩焼(鯛)480円(税別)

きたろうさんから、楽膳へ贈る「愛の叫び」

夫婦の笑顔にまさる料理なし
ガクゼン!!

―――きたろう

「楽膳」

住所
営業時間
定休日
目黒区上目黒3-6-11
火〜土 17:00〜25:00 祝日17:00〜24:00
日・月
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

ページトップへ