BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#330

鮮魚と手仕事

海里(みさと)

2021/5/8放送

北区赤羽で創業28年目の人気酒場
絶品創作料理の数々は
驚きの連続!

プリプリ! 「おじさん」の刺身!?

今宵の舞台は、東京都北区赤羽。赤羽1番商店街にやって来た、きたろうさんと西島さんは、創業28年目を迎えた「海里(みさと)」へ。入口の看板には「手造り陶器と料理」とあり、ご主人の若林勇さん(61歳)は、料理だけでなく器までも自ら作るとか! 期待に胸を膨らませながら、さっそく、ふたりは、焼酎ハイボールで「今宵に乾杯!」。

最初のおすすめは「お刺身盛合せ」。この日は、「おじさん」、「ニシン」、「ヒラスズキ」、「コブダイ」の4種類。「おじさん」とは、スズキ目の海水魚で、下あごに2本のヒゲがあるため、そう呼ばれる。湯引きすることで皮の甘みが引き立ち、「旨いっ。プリプリした食感もいいね」と舌つづみをうつ、きたろうさん。小骨が多いニシンには丁寧に切り目を入れ、ヒラスズキは皮を炙って香ばしさをプラス。おいしさのための手間を惜しまないご主人は、さらに、とっておきの珍味を出してくれた。ポリポリカリカリした食感に、「何これ? おいしい〜」と顔を見合わせるふたり。「ウロコだ!」と気づいたきたろうさん、大正解! ボラのウロコを油でさっと揚げ、塩で味付した「ウロコせんべい」だ。

子供の頃から料理好きだったご主人。高校卒業後、六本木の高級ステーキ店で厳しい修業に励むが、3年後、先輩から新しい店に誘われて、ステーキ店を辞めてしまう。その後はイタリアンやフレンチの店などを転々とし、一時はナイトクラブでホストの仕事をするなど、料理の世界を離れたことも。しかし、そんな経験を経て、最初の店の良さに気づいたご主人は、24歳の時、頭を下げて、再び、もとのステーキ店に戻ったのだった。

ここで、次のおすすめ、「チーズフォンデュ」が登場! パンはご主人の手作り、チーズは3種類をブレンドした本格派で、「もう酒場の料理じゃないね」と驚くきたろうさん。聞けば、ご主人は、「ステーキ店の技術提供先だったスイスのホテルでも修業していた」とか!

24歳でステーキ店に戻ったご主人が、それまで以上に料理に打ち込むようになったのは、ステーキ店の店主・故 村本正明さんのおかげだという。今も「オヤジ」と呼んで尊敬する師匠の村本さんから、料理のすべてを教わり、スイス修業のチャンスももらった。「オヤジはすごく厳しくて、近寄りがたい存在でした。でも、私は、とにかく一生懸命で、学びたいという一心。怒られる覚悟で、自分から積極的に動いたことで、オヤジとの距離が縮まったんだと思います。今、思うと、オヤジも喜んでくれてたのかも」と振り返る。

「ビーフシチューの天ぷら」にビックリ!

さて、次は、「ビーフシチューの天ぷら」を!? ビーフシチューを煮込んでから冷やし固め、油揚げに包んで揚げるという。「他では絶対食べられない」と、ザクっとかぶりついた西島さん。「何よりもビーフシチューがおいしい!」と感激すると、きたろうさんは、「ビーフシチューだけでいいんじゃないの!?」。ご主人は、「それ言っちゃ、おしまい!」と笑いながら、「人と同じことはやりたくないんですよね」と楽しそう。

ステーキ店での14年間の修業を終え、36歳で開業した「海里」は、当初、ステーキがメインの店だったという。「自分は職人として自信を持って作るんですが、そんなにしょっちゅうステーキを食べに来てくれるお客さんはいない。職人と経営者は違うと実感しましたね。それからは、だんだんと、醤油や味噌など和の味を取り入れた、街に合った料理を出すようになりました」。今では、「いぶりがっこポテトサラダ」、「麻婆豆腐」、「スペアリブ(かま)魚いろいろ」など、おススメメニューも幅広い。

さらに、ご主人は、14年前から趣味で陶芸を始め、店で使う器も自ら作製。「今日のお皿もですよ」と聞いて、改めてお皿を見た西島さん、「わっ、“まどか”って書いてある!!」とビックリ! 続いてきたろうさんも「わっ、“きたろう”って書いてある!!」と叫んで、「もう、魯山人みたいだね」と感心するばかり。

続いていただいた「赤羽餃子」は、「皮がカリカリ! 甘みのある味噌ダレもあう」と西島さん。ご主人のこだわりは、トマトと小麦粉で作る赤い皮と鶏肉の餡。「鶏肉に赤い羽根、ってことで、“赤羽餃子”(笑)」と、なんだか誇らしげ!

最後の〆は、これまた、ひとひねりした「とん豚ひつまぶし」を! ウナギのような食感に近づけるため、豚肉を自家製ダレで5時間煮込むそうで、「ホロホロした食感がうなぎっぽい!」と感激するふたり。さらにお茶漬けでいただけば、「これは面白いなぁ」と唸るきたろうさん。西島さんも、「もう、ずっとビックリさせられっぱなし!」と、うれしそうに味わい尽くす。

酒場とは「喜怒哀楽を共有できる場所。泣いたり、怒ったり、ケンカしても最後は笑って帰ってもらえれば」とご主人。きたろうさんも「人生が詰まった酒場、いいよね!」。おいしい驚きもいっぱい詰まった、楽しい一軒である。

「海里(みさと)」の流儀

その壱

まずは産地直送の海の幸“お刺身盛合せ”を食らうべし!

この日は、長崎産のおじさん(ホウライヒメジ)、函館産ニシン、宇和島産ヒラスズキ、広島産コブダイの4種類。ニシンは小骨を切るように丁寧に包丁を入れ、おじさんは皮目を湯引き、ヒラスズキは軽く炙るなど、おいしさを引き出すひと手間も。
お刺身盛合せ1,780円(税込)※仕入れにより内容が異なります

その弐

手作りのパンにこだわった“チーズフォンデュ”を食らうべし!

ご主人が焼く手作りパンを3種類のチーズ(ゴーダ・チェダー・マリボー)をブレンドしたトロトロソースでいただく。スイスのホテルでの修業経験を活かした、本格的なチーズフォンデュ。
パンDEチーズフォンデュ750円(税込)

その参

和と洋の融合“ビーフシチューの天ぷら”を食らうべし!

長時間煮込んだビーフシチューを冷やし固め、油揚げで包んで揚げる。サクサクの油揚げの中には濃厚なビーフシチューがトロリ。間違いなくここでしか食べられない一品だ。
ビーフシチューの天ぷら540円(税込)

その四

地元にちなんだ創作料理“赤羽餃子”を食らうべし!

小麦粉とトマトの水分だけで作る皮で、鶏もも肉とキャベツでつくる餡を包み、カリっと焼き上げる。トマトの「赤」と鶏の「羽」から、「赤羽餃子」と名付けた。赤味噌、砂糖、酢、はちみつで作る自家製味噌ダレでいただく。
赤羽餃子570円(税込)

その伍

〆には必ず名物の“とん豚ひつまぶし”を食らうべし!

豚かたまり肉を自家製ダレで5時間煮込み、ウナギのようなほろほろとした食感に仕上げる。スライスして、さらにフライパンで焼き、タレを絡めてご飯の上に。お茶漬けでいただくと、また違った味わいに。
とん豚ひつまぶし1,350円(税込)

きたろうさんから、海里(みさと)へ贈る「愛の叫び」

なんでもあり
ここは料理の博物館だ!!

―――きたろう

「鮮魚と手仕事 海里(みさと)」

住所
営業時間

定休日
東京都北区赤羽1-41-16
11:30〜14:00(月曜はランチ休み)
18:00〜23:00
日曜・祝日 ※営業時間は都の要請に応じて変更あり
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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