BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#361

居酒屋

お江戸

2021/12/25放送

東京から会津若松に移住し
人気酒場を作り上げたおしどり夫婦
料理一筋46年のご主人が作る絶品料理!

鮮魚は仙台から直送! 贅沢「お刺身盛り合わせ」

福島県会津若松スペシャル第2弾! 数々の歴史や文化が息づく城下町・会津若松を映画撮影で訪れて以来、大好きになったというきたろうさん。今宵、西島さんと一緒にお邪魔するのは、創業24年目の「居酒屋 お江戸」。板場で腕を振るうご主人の森俊明さん(68歳)と妻の咲子さんが店を切り盛りしている。きたろうさんと西島さんは、さっそく焼酎ハイボールを注文して、「今宵に乾杯!」。

最初のおすすめは、「お刺身盛り合わせ」。この日は、本マグロ(トロ)、メバチマグロ(赤身)、赤エビ、シマアジ、クエハタという豪華5種類。シマアジを食べたきたろうさん、「噛み応えがあって、旨い。贅沢な切り方だ」と舌つづみ。西島さんは、「お箸で持っただけで重い!」とクエハタを口に運んで「おいしい」と目を細め、続いて本マグロのトロに「脂が甘〜い!」。

開業当初から新鮮な魚介を提供することにこだわったご主人。「会津若松は海から離れた山間部なので、昔は流通がよくなかったんでしょうね。秋刀魚の刺身なんか、当時この辺りでは出す店がなかった。僕が初めてじゃないかな」。ご主人は、新鮮な海産物を入手するため、魚介の種類が豊富な仙台の市場から取り寄せ、会津若松で様々な魚料理が食べられる最初のお店を作り上げたという。

ご主人と女将は、ともに東京都出身。大学卒業後、銀座の資生堂パーラー銀座本店レストランに就職し、20年間勤務したというご主人。修業はとても厳しかったとか。「僕らの頃は仕事は盗むもの。親方が使ったフライパンが、流しに向かってとんでくるのをキャッチして、残ったソースを舐めて味を覚えた。だから若い頃は火傷だらけ」と振り返る。一方、咲子さんは日本橋の大手飲食店で働いていたという。そんな東京出身のふたりが、会津若松に移住し、酒場を開業したのは、「僕が歴史好きで、城めぐりで訪れた鶴ヶ城の美しさに感動したから。店をやるならここだと思ったんです」とご主人。女将も積極的に背中を押し、平成10年、“東京から来た”夫婦が“お江戸”を開業したのだった。

次の料理は、「銀ダラの西京焼き」。酒やみりん、砂糖を加えた白味噌に銀ダラを約2日漬け込み、照りよく焼き上げる。西島さんは、「味付けもいい具合。尖ってなくて甘みがあって、おいしい〜」とうっとり。

お客さんもスタッフもみんなが笑顔になれる店

老舗洋食店の味! 名物「オムライス」

約40年前に出会った二人は、交際を始めて3年後に結婚した。ご主人は、咲子さんの「全部が好き」と、さらりと言ってのけ、女将は、「主人も資生堂パーラーに勤めていた頃は、今と違ってスーツをビシっと着て、ホストみたいだった。私が先に惚れたんです!」。「それが、こんなんなっちゃった!?」ときたろうさんは冗談を言いつつ、ふたりの仲良さに感心するばかりだ。

ここで、「十種類の具材の入っただし巻き玉子」が登場! 桜エビやイカ、しいたけ、三つ葉など10種類もの具材を使った特製だし巻き玉子に、「すごいね。10種入れてるぞ、っていう意気込みを感じる」と、きたろうさん。西島さんは、「とっても華やかで、具材の食感がいろいろあっておいしい!」と頬が落ちそう。さらに、数の子やうなぎ、ウニも入っていると聞いて、大興奮の大満足だ!

店のおススメメニューは、「身欠きにしんの天ぷら」、「豚足煮付け」、「ポークレバーステーキ」など、他にもたくさん! 海鮮料理以外の人気メニューも多く、「グレイビーソースポテトフライ」もそのひとつ。皮つきのジャガイモを油で揚げ、牛のスジ肉などを1時間以上煮詰めた自家製グレイビーソースをたっぷり絡めれば、「ソースの旨みがすごい! ピリっとくる黒コショウもチューハイに合う!」と、もう箸が止まらない。

「ご主人と結婚して悔いはない?」と聞くと、女将は、「全くない。結婚して、本当に、最高に、よかったです!」と即答。ご主人も「そうですね」と頷き、「そう言い合えるって、すごいこと」ときたろうさん。そして、「僕は悔いだらけ……」と言い出して、西島さんに速攻、諫められた。

最後の〆は「オムライス」。「会津でオムライスはないよ〜」と言うきたろうさんだが、ドミグラスソースがかかった本格的な一皿に、「これは旨い!」と脱帽。西島さんは「洋食屋さんのオムライスだ〜」と大喜びで、「バターの香りも利いて、ごはんの旨みがすごい」と感動する。ケチャップと玉ねぎをじっくり炒めた特製ソースで味付けするそうで、「このオムライスを目当てに来るお客さん、確実にいるね!」と納得のふたり。

大切にしてるのは、「商売に正直であること」とご主人。女将は、帰るお客さんを必ず外に出てお見送りするそうで、ふたりの誠実さが伝わってくる。ご主人にとって、酒場とは「憩いの場所」。女将にとっても「リラックスして、くつろげる場所」。きたろうさんは、「そういう哲学で店をやってくれると、お客さんは居心地がいいんだよね」とすっかりいい気分。お腹も心も満たされた会津の夜だった。

そして最後に大切なお知らせが!西島さんが、きたろうさんと酒場を訪れるのは、今回が最後となりました。長い間、本当にお疲れ様でした!

「居酒屋 お江戸」の流儀

その壱

まずはお店自慢の新鮮な“お刺身盛り合わせ”を食らうべし!

この日は、本マグロ(トロ)、メバチマグロ(赤身)、赤エビ、シマアジ、クエハタの5種類。海から離れた会津若松で、おいしい刺身を提供するのが、ご主人のこだわり。魚介は主に宮城県仙台市の市場から直送で取り寄せている。
お刺身盛り合わせ(5点)1,500円(税込)※仕入れにより内容と値段は変わります。

その弐

ご主人自慢の“銀ダラの西京焼き”を食らうべし!

白味噌に砂糖、酒、みりんを加え、輪切りにした銀ダラを約2日間漬け込む。照りよく焼き上げた銀ダラは絶品! 味付けも香りも最高だ。
銀ダラ西京焼き1,080円(税込)

その参

〆には必ずご主人の原点“オムライス”を食らうべし!

ご主人が洋食レストラン時代に習得した本格的なオムライス。ケチャップと玉ねぎを1時間以上炒めて酸味を飛ばした特製ソースでご飯を炒め、ふわとろオムレツを乗せて、たっぷりのドミグラスソースをかける。
オムライス1,470円(税込)

きたろうさんから、お江戸へ贈る「愛の叫び」

会津に江戸の風
会津の人 大喜び

―――きたろう

酒場に育てて頂きました
観て下さった皆様
ありがとうございました

―――西島まどか

「居酒屋 お江戸」

住所
営業時間
定休日
福島県会津若松市栄町7-10
17:00〜24:00
日曜 ※営業時間は県の要請に応じて変更あり
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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