BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#362

殿(しんがり)

2022/1/8放送

秋葉原で創業13年目
昭和を感じるノスタルジック酒場で
工夫をこらした絶品料理に舌つづみ!

酒場の定番「煮込み」にほっこり!

2022年からの新パートナーは、AKB48の武藤十夢(むとう とむ)さん! 「酒場にはあまり行ったことがない」という武藤さん(27歳)と「俺は酒場の達人。何でも聞いて!」と豪語するきたろうさん(73歳)の新コンビ。孫娘とおじいちゃんのようなふたりが繰り広げる大衆酒場巡りに乞うご期待!

そして、本日の舞台は、「AKB48劇場」もある東京都千代田区秋葉原。さっそく今宵の酒場「殿(しんがり)」を訪れたふたり、昭和を感じるノスタルジックな店内の雰囲気に「お祭りみたいで楽しそう!」とテンションが上がる。店はキャッシュオンスタイルで、テーブルごとに用意されたカゴにあらかじめお金を入れておき、料理や飲み物を受け取る際にその場で代金を支払うシステムだ。まずは、ご主人の宮本圭さん(48歳)に焼酎ハイボールを注文して、「今宵に乾杯!」。「実はチューハイ初めてなんです」と武藤さん! 「初めてかよ!?」とズッコケるきたろうさんを横目に、「飲みやすいですね、おいしい〜」と目を輝かせる。

最初のおすすめは、「豚もつ煮込み」。きたろうさんは、「酒場の定番だけど、店によって全然味が違うんだ」と言いながら、一口食べて、「伝統的な煮込みだね」と舌つづみ。白味噌と赤味噌を使い6時間煮込むそうで、武藤さんも「温かくて柔らかくて、噛まなくても飲めるほど」と頬を緩ませる。

店は創業13年目。大学の頃から馬が大好きだったご主人は、大学を卒業して北海道の牧場で働き出すが、あまりの激務に耐えられず、3ヵ月で退職。「馬の次に好きだったお酒の仕事をしよう」と、22歳から都内の飲食店で働き、36歳で独立した。「店名の殿(しんがり)は、競馬用語で最下位の馬のこと。でも、もう一つ意味があって、軍が撤退するとき最後尾で殿様を守る重要な部隊のことなんです」。店のロゴにも馬のイラストを使うなど、ご主人の馬への愛着もそこかしこに垣間見える。秋葉原を選んだのは、「当時まだ店がほとんどなくて、ここで開業すればイケる!」と思ったから。秋葉原の東側にはオフィスビルが点在し、サラリーマンも多いのだ。「秋葉原ってアイドルやアニメのイメージだった」と意外そうな武藤さんに、きたろうさんは、「秋葉原はもともと電気街。アイドルなんて全然関係なかったの!」。

驚きの食感! 名物「納豆刺」

次のおすすめは、「ハムカツ」。ロースハムにクリームチーズを挟んで揚げる。きたろうさんは、「こういうのは酒場でしか食べられない。旨いなぁ」とご満悦。武藤さんも、「本当においしい! 女性も好きそう」と箸が止まらない。料理をするのは板長の浅野敦さん(45歳)で、ご主人と共に店を立ち上げ、15年以上一緒に働くパートナー。季節ごとにアレンジするオススメメニューも、「チヂミ」、「あんこう唐揚げ」、「ホタテ焼き」などバラエティ豊かだ。

ここで登場したのは、「ハラミ炙り」! 友人の卸業者から特別に仕入れる牛ハラミは新鮮さが売り。きたろうさんは、「見るからに旨そう!」とゴクリと唾を飲み、武藤さんも九州の甘口醤油をつけて食べて、「おいしい〜。いくらでも食べられる」と絶賛だ。

「好きでやっているからこそ、長く続けられる」とご主人。「お客さんに喜んでもらうことが一番です。料理も、店の雰囲気も、いかにお客さんを楽しませるか。一回来てくれたお客さんに、もう一回来てもらえるよう心がけています」。

続いては、店の名物「納豆刺」を。「どんなの?」と興味津々のふたり。ご主人が北海道で出会った料理だそうで、ひきわり納豆を海苔で巻いて凍らせ、薄切りにして刺身のように食す。「ルイベみたい!」と感心するきたろうさん。武藤さんは、「口に入れた瞬間は納豆味。でも、食感は冷たくて普通の納豆と全然違う!」と目を丸くし、「初めて食べるものだらけで、楽しい」と興奮気味だ。

ここで、「武藤十夢の5つのプロフィール」と称して、武藤さんの自己紹介が始まった「趣味はダンス、特技はピアノ。ラーメンが好きで、ネギが苦手。座右の銘は“人生チャレンジ”」など、次々と発表するも、イマイチ反応薄いきたろうさん……。それでもめげず、「実は、私、気象予報士の資格を持っていて、毎朝、天気予報番組を担当するのが夢なんです!」と明かすと、さすがのきたろうさんも、「難しいんでしょ。チャレンジしてるんだね!」

最後の〆は、「焼きラーメン」。モチモチの太麺をナルトやメンマ、もやしと一緒に鶏白湯スープで炒めた博多ラーメン風味。「焼きそばのような、ラーメンのような。〆にぴったり」とコメントする武藤さんに、「適当なこと言ってるね〜」とからかいつつ、うれしそうに見守るきたろうさんである。

「酒場とは、人と人の交流の場所。遠方の友人や転勤した知り合いが帰ってくる場所にもなっていて、うれしい限り」とご主人。そう聞いて、きたろうさんは大きく頷き、武藤さんも、「秋葉原に10年通っているのに、こんなところがあるなんて知らなかった」と、酒場との新たな出会いに大感激!

「殿(しんがり)」の流儀

その壱

まずは酒場の定番メニュー“煮込み”を食らうべし!

具材は、豚もつ、こんにゃく、ごぼう、人参、大根、生姜、ネギ。信州の白味噌と名古屋の赤味噌を使い、じっくり6時間煮込む。柔らかく煮込まれた具材と味わい深いスープが沁みわたる旨さだ。
豚もつ煮込み350円(税込)

その弐

ひと手間加えた“ハムカツ”を食らうべし!

ロースハムにクリームチーズを挟み、約2分揚げる。サクリと衣を噛めば、とろりと溶けだすチーズとハムが相性抜群! ひと工夫したハムカツは女性にも大人気。
ハムカツ450円(税込)

その参

お店の名物“納豆刺”を食らうべし!

ひきわり納豆を海苔で巻き凍らせたものを、薄切りにして醤油をつけていただく。北海道の郷土料理「ルイベ」風で、口に入れた瞬間の冷たく凍った納豆の食感が新鮮。おつまみにもぴったりだ。
納豆刺450円(税込)

その四

〆には麺にこだわった“焼きラーメン”を食らうべし!

味付けは博多ラーメン風。具材には、ナルト、もやし、メンマを入れ、鶏白湯スープを加えて約2分炒める。京都の製麺所から取り寄せているというご主人こだわりの太麺は、モチモチとした食感がたまらない。
焼きラーメン650円(税込)

きたろうさんから、殿(しんがり)へ贈る「愛の叫び」

こだわりの味で
秋葉原のシンガリを守ってた!!

―――きたろう

「殿(しんがり)」

住所
営業時間
定休日
東京都千代田区神田佐久間町2-22
16:30〜23:00
日曜 ※営業時間は都の要請に応じて変更あり
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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