BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#369

壱豚

2022/2/26放送

横浜市鶴見区で人気の大衆酒場
驚きの安さとボリューム!
絶品豚肉料理に舌つづみ

豚肉100%の「チーズハンバーグ」!

今宵の舞台は、横浜市鶴見区。きたろうさんと武藤さんが訪れたのは、安くて旨い豚肉料理が人気の「壱豚(いっとん)」だ。少々雑然とした店構えが客を選ぶような雰囲気の外観に、「こういうお店、初めて!」とワクワクする武藤さん。きたろうさんも、「いい感じだねぇ」とうれしそうな表情で、「でも、一見さんは入りにくいかも!?」。店を一人で切り盛りするご主人の谷井徹さん(44歳)も、「初めての方は入りづらいですよね。自分でも入れない」と言いながら、気取らない笑顔で出迎えてくれた。そして、ふたりは、さっそく、焼酎ハイボールを注文して、「今宵に乾杯!」。

最初のおすすめは、「お刺身盛り合わせ」。この日は、中トロ、カンパチ、サーモン、真タコの4種で、なんと390円(税込)! 「生魚なので、高い値段をつけて売れ残るより、安く食べてもらって、どんどん新鮮なものを仕入れた方がいい」とご主人。きたろうさんは、「豚肉料理の店で、こんなおいしい刺身が食べられるとは思ってなかった!」とゴキゲンだ。

開業当初はとんかつ店だった「壱豚」。大衆酒場に路線変更したのは、「自分が飲み歩くうちに、もっといろんな料理を出したいと思うようになったから」。オススメのメニューには、「豚肉のガーリックステーキ」、「豚の角煮」、「豚の唐揚げ」など豚肉料理を中心に、お酒にあう様々な料理が並ぶ。

次に登場したのは、「チーズハンバーグ」。豚肉100%の特大ハンバーグにたっぷりのチーズがトローリ! ボリューム満点の一皿に、きたろうさんは、「700円はするね」と予想するが、実際は450円(税込)。表面を大胆に焦がして、香ばしさと食感を出すそうで、「食べ出すと止まらない。安くて旨いって、すごいよ!」と、きたろうさん。武藤さんも、「牛よりさっぱりしてるけど、食べ応えがある。チーズとも相性抜群!」と絶賛だ。

もともと料理好きだったご主人は、東京の調理師専門学校を卒業後、横浜市内の洋食レストランに就職。「いつかは自分の店を出したい」という想いを胸に、その後も各地のレストランで修業を重ねた。「自分の舌を信じて、自分がおいしいと思うものを出せるようになるには、やっぱり時間がかかった」と言うが、「自分の思ったことをすぐ形にできるのが、自分の店。失敗しても自分のせいだし、成功するのも自分の頑張り」と開業を目指した。店名の由来は、「毎日、“1トン”=“壱豚”の豚肉を使うくらいの店にしたかったから。でも、さすがにこのキャパでは無理でしたね(笑)」。

ボリューム満点の「カツサンド」に大興奮!

続いては、名物「豚トロ梅しそ焼き」を。塩胡椒で下味をつけた首回りの肉をじっくり焼き上げ、梅肉と大葉と一緒にいただく。女性に大人気だそうで、武藤さんも、「脂身が甘い〜。しそと梅でさっぱりしたおいしさになる!」と、もう止まらない。

29歳の時、開業資金を貯めるため食肉加工会社に就職したご主人は、そこで肉のさばき方を覚え、仕入れ先との関係性を築いたという。そして、平成26年、36歳で念願の自分の店を開業。「ぎりぎりの資金で始めたので、最初は本当に苦しかった。この周辺は飲食店が少なくて、人があまり集まらない。1日に10人来ない日もありましたね。でも、少しずつ地元の方が来てくれるようになり、口コミでだんだん広まりました」と、自分を信じて耐え抜いた。「これからは、もっともっとサービスの質を上げていかなきゃ生き残れない。そういう緊張感を常に持ってやっています」と前を向き、「お客さんがお会計する時に、代金以上の喜びを感じてもらいたい。それだけがこだわりです!」と信念を貫く。

ここで、小鉢に山盛りの「マカロニサラダ」が登場! その量に圧倒されるきたろうさんだが、一口食べて、「味付けがうまい。ちゃんとお酒に合う」と舌つづみ。武藤さんも「胡椒がたっぷりでいいですね〜」と、チューハイがすすむ!

音楽が趣味でロックが大好きというご主人。店内にはギターを飾り、普段のBGMはロックだとか! 「演歌の雰囲気なのに!?」と意外そうなきたろうさんは、「流してみてよ」とリクエストするが、ハードロックが流れ出した途端、「こりゃ、雰囲気が全然違う。もういいわ(笑)」と、あっさり終了〜!

最後の〆は、「カツサンド」。これまた巨大なカツサンドに、「ええーっ! 思ってた4倍ある!」と大興奮の武藤さん。分厚いロースかつを丸まま1枚使い、からしマヨネーズを塗った厚切りトーストにサンドしてある。ふたりは大きく口を開けてかぶりつき、「やっぱり、とんかつがおいしい!」と感激。550円(税込)という値段は、驚きを越えて呆れるほどで、ご主人は、「ぎりぎりを攻めてます。月に2回来てもらうより、3回、4回来てもらいたい!」。

ご主人にとって酒場とは、「出会いと別れの場所。僕もお酒が好きでたくさん飲みますが、まずは自分が倒れないで、これからもお店を続けて行きたいですね」。お客さんを喜ばせたいというご主人の熱い思いがあふれる、最強の酒場である。

「壱豚」の流儀

その壱

まずは常連客に大人気 新鮮な“お刺身盛り合わせ”を食らうべし!

この日はマグロ(中トロ)、カンパチ、サーモン、真タコの4種類。コンパクトな盛り付けながら、一人前としては十分な食べ応え。安く提供することで、売れ残りを出さず、毎日新鮮なものを仕入れるようにしているという。
お刺身盛り合わせ(小)390円(税込)※仕入れにより内容は異なります

その弐

ポーク100%の“チーズハンバーグ”を食らうべし!

豚の粗挽き肉、パン粉、玉ねぎ、にんにく、卵でつくる、特大のハンバーグ。中火で片面を4分ずつ焼き上げ、大胆に焦げ目をつけることで、香ばしさが増し、カリっとした食感が楽しめる。
トロリと溶けたたっぷりのチーズとの相性も抜群だ! チーズハンバーグ450円(税込)

その参

お口直しにお店自慢の“マカロニサラダ”を食らうべし!

小鉢に山盛りのマカロニサラダは、一人前とは思えないボリューム! マカロニ、ツナ、玉ねぎを混ぜ合わせ、塩胡椒、酢、マヨネーズで味付けする。たっぷりとかけられたブラックペッパーがピリっとしたアクセントになり、お酒のおつまみにもぴったり。
マカロニサラダ(ハーフ)220円(税込)

その四

〆には必ずお店の名物“カツサンド”を食らうべし!

豚ロース肉を約180℃の油で5分揚げ、特製ソースで味付け。からしマヨネーズを塗った厚切りトーストで千切りキャベツと一緒にサンドする。分厚いロースカツを丸ごと1枚使ったボリューム満点のカツサンドは、食べきれずに持ち帰るお客さんも多い。
カツサンド550円(税込)

きたろうさんから、壱豚へ贈る「愛の叫び」

大将の人柄も味も
壱豚は一豚賞!!

―――きたろう

「壱豚」

住所
営業時間
定休日
神奈川県横浜市鶴見区豊岡町4-7
17:00〜23:00
日・祝 ※営業時間は県の要請に応じて変更あり
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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