BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#421

下北沢

2023/3/25放送

東京都世田谷区下北沢で創業18年
大人が飲める人気酒場で
絶品創作和食に舌つづみ!

店の一番人気!「蓮根まんじゅう」

今宵の舞台は、きたろうさんも「しょっちゅう飲みに来る!」というおなじみの街・東京都世田谷区下北沢。お邪魔したのは、下北沢駅(小田急電鉄・京王電鉄)から徒歩約3分、新鮮な魚介類と創作和食が味わえる「松 下北沢」だ。木のぬくもりを感じるおしゃれな店内で、ご主人の松崎英智(ひでとも)さん(48歳)と従業員の田邉大輝さん(27歳)に迎えられ、きたろうさんと武藤さんは、さっそく焼酎ハイボールで「今宵に乾杯」!

「まずは自己紹介的に」と出てきたのは、「つきだし」。白身魚のさつま揚げ、目光の酒盗焼、干し柿バターの3種盛りに「凝ってるね!」ときたろうさん。自家製さつま揚げを食べて「贅沢だな〜。もう、つまみいらないね」と、しょっぱなからチューハイが進む。武藤さんは、バターを挟んだ干し柿に、「これは女子が大好き!」と大喜びだ。

最初のおすすめは、お店の一番人気「蓮根まんじゅう」。蓮根饅頭を素揚げし、椎茸とカニ入りの餡をかけて美しく盛り付けた椀物は、ご主人が修業していた店の人気料理をアレンジした一品だ。武藤さんは、「すごく上品な味。周りがカリカリでおいしい!」と感激し、きたろうさんは、「見た目もすごい素敵だよね」と感心しきり。なんでも、ご主人の師匠は油絵をやっていた方で、料理の見た目にもこだわっていたというから納得である。

幼くして両親が離婚し、母親の実家のある下北沢で過ごしたご主人。高校を中退し、16歳から働き始め、様々な職を転々とした。先輩の紹介で下北沢の日本料理店で働き出したのは、20歳の時。そこで出会った師匠・高橋哲也さんのもとで10年間修業を積み、平成17年、30歳で独立した。「母子家庭だったので、できれば実家の近くでやりたくて。師匠の許しを得て同じ下北沢で開業したんです」。現在は、母・りえさんにも店で働いてもらっているそうで、「毎日、掃除をお願いしています。金銭的なこともありますが、1日1回は外出して人と交流してほしいから」と母親を気遣い、「女手一つで育ててもらったし、十代の頃は結構迷惑かけたので、ちゃんと恩を返したい」と親孝行に励むご主人である。

次は、鮮度抜群の「お造り盛り合わせ」を。この日は、真はた、こち、すずき、〆鯖。白身は塩とワサビでいただくのが、ご主人のおすすめ。「甘みが引き出されて味がしっかりする」そうで、きたろうさんは「確かに塩で食べると旨いね!」と舌つづみを打った。

ジューシーで飲める!? 「渡蟹のしゅうまい」

修業は厳しかったと振り返るご主人。「親方が殴るの?」と聞くきたろうさんに、「殴られる方がまだいい。怒ってもくれないで、僕が作った料理をそのまま捨てられた」と苦笑いしつつ、「でも、僕は師匠をお父さんだと思って接していたし、すごく勉強になった」とも。開業の際には、「同じ下北沢での開業を師匠に許してもらったので、自分の実力でなんとかしなくては」と、自分自身でルールを課し、修業先のお客さんには全く告知しなかったという。「それでも、地元の友人の親御さんたちがすごく応援してくれて。地元の方に支えられているのを実感したし、もともと大人のお客さんにゆっくり飲んでもらえるような店を目指していたのでうれしかった」と、感謝の思いを滲ませた。

続いていただくのは、旬の野菜と金目鯛にうにクリームソースを乗せて焼き上げた、「芽きゃべつとキンメダイのうにソース焼き」。おしゃれな一品に武藤さんは大興奮で、「いい匂い! 濃厚だけど重すぎず、食べやすくて、おいしい〜」と頬が落ちそうだ。

ご主人の料理へのこだわりは、「まず見た目でびっくりしてもらって、さらに食材の掛け合わせなど、食べてまたびっくりしてもらう。驚かせるのが好きなんです」。オススメメニューには、「豚の塩角煮」、「里芋明太」、「里芋と真いかの肝ソース焼き」など垂涎ものの料理が並び、「うちは1カ月に1回メニューを変えるので、それを楽しみに1カ月に1回来てもらえたら」。武藤さんは、「来るたびにメニューが変わってる感じですね。ディズニーランドみたい!!」と目を輝かせるのだった。

次は、蒸したての「渡蟹のしゅうまい」を蟹酢でいただく。「肉を使わず、渡蟹のすり身を包んでいるので、柔らかくてジューシー。“飲める”しゅうまいです」とご主人。さっぱりと食べやすく、きたろうさんも「なんともさわやかだね〜」と箸が止まらない。

最後の〆は、「自家製厚揚げ」。注文が入ってから揚げるアツアツの一皿に、「箸を入れた瞬間に旨さが伝わってくる!」と興奮気味のきたろうさん。世田谷区の老舗・壽屋豆腐店のおぼろ豆腐を使用しているそうで、武藤さんは、「口あたりがすっごく軽い。ふわふわで、いくらでも食べられちゃう」と、もう夢中だ!

ご主人にとって、酒場とは、「人が繋がる出会いの場。全然知らない人としゃべってたら、偶然つながって仲良くなっちゃったり。ここで巡り合って結婚された方もいらっしゃいますよ!」と、男前な笑顔がさらに輝いた。

「松 下北沢」の流儀

その壱

まずはお店の一番人気“蓮根まんじゅう”を食らうべし!

刻んだ蓮根とすりおろした蓮根を饅頭にして高温で素揚げし、表面をカリッとした食感に仕上げる。カツオ出汁に天つゆ、刻んだ椎茸、カニのほぐし身を加えた餡をとろりとたっぷりかけて、上品な一皿に。
蓮根まんじゅう660円(税込)二人前〜

その弐

豊洲市場から取り寄せる新鮮な“お刺身”を食らうべし!

この日は、大分県産真はた、淡路島産こち、千葉県産すずき、石川県産〆鯖の4種盛り。白身魚は塩でいただくのがおすすめで、甘みが引き出され、しっかりとした味わいが楽しめる。
お造り盛り合わせ二人前2,420円(税込)※仕入れ状況により内容が変わります。

その参

口いっぱいに広がるうま味を堪能 飲める“渡蟹のしゅうまい”を食らうべし!

渡蟹のすり身をしゅうまいの皮で包み、せいろで蒸し上げる。肉を使っていないので固くならず、“飲める”くらい軽くてジューシー! 蟹酢でさっぱりといただく。
“渡蟹のしゅうまい1,485円(税込)

きたろうさんから、下北沢へ贈る「愛の叫び」

料理好きの大将
どうしても料理は夢のテーマパークになる

―――きたろう

「松 下北沢」

住所
営業時間
定休日
東京都世田谷区北沢2-15-11 2F
17:00〜23:30
木曜 ※営業時間は都の要請に応じて変更あり
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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