BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#454

割烹

ちよだ

2023/12/2放送

東京都調布市で創業18年目!
鮮度抜群の魚介を使った絶品料理で
常連客の舌をうならせる人気酒場

新鮮! 豪華! 絶品! 「刺身の盛り合わせ」

本日の舞台は、東京都調布市。漫画家・水木しげる(1922〜2015年)が住んでいた街としても知られ、市内には『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんだスポットも多い。そんな街で、きたろうさんと武藤さんが向かったのは、京王電鉄・調布駅から徒歩約5分の住宅街に佇む「割烹ちよだ」。落ち着いた雰囲気の店内で、ご主人の塩田俊一さん(54歳)と妻のさゆりさん(55歳)に迎えられ、さっそく、ふたりは、焼酎ハイボールで「今宵に乾杯!」。

最初のおすすめは、「刺身の盛り合わせ」。この日は、ヒラメや天然ブリ、大トロ、シマアジ、クジラ赤身など、なんとも豪華! さらに、店内の生簀で泳いでいたアジを活け造りにした「アジタタキ」も追加すれば、さらに贅沢な一皿に! まずは、大好きなクジラを食べて、あまりのおいしさに言葉が出ないきたろうさん。続いて天然ブリをいただいて、「めっちゃ旨い! 全部新鮮! ダメだよ、これは〜。刺身だけで飲み切っちゃったよ」と早くもチューハイをおかわりだ。

店は創業18年目。現在の店舗は今年2月に調布駅前から移転してきた。ご主人は、高校卒業後、一度は映像制作会社に就職したが、会社が倒産し、20歳の時に、酒場を営む両親の勧めで料理の世界へ。東京・銀座と大阪・ミナミの和食料理店で、10年間、厳しい修業の日々を過ごしたという。修業中は理不尽なこともあったが、「料理人の仕事は、面白くてクリエイティブ」と、やりがいを見出したご主人。30歳で修業先から戻ると、東京多摩市にあった家業の和食料理店で両親とともに働き始めた。しかし6年後、再開発による立ち退きのため両親の店は閉店。ご主人は、平成18年、36歳で独立し、ここ調布市に両親の店の屋号を受け継いだ「割烹ちよだ」を開業したのだ。

次は、名物の「れんこんまんじゅう」を。エビや銀杏、キクラゲなどの具材を、すりおろした蓮根と吉野葛で練り、油で揚げて、餡をかける。手の込んだ椀物に「凝ってるね。素晴らしい」ときたろうさん。武藤さんは、「外側がカリカリで中がもっちり。具材がいろいろ入っていて楽しい!」と味わい、ご主人も、「おいしいでしょ!」と胸を張った。

妻の故郷・沖縄から直送の「ソーキそば」で〆!

店に居合わせた3人の常連さんたちに話を聞いてみると、「お魚はもちろん、全てが美味しい!」「居酒屋はたくさんあるけど、こういう個人店はなかなかない。いつもニコニコしてるマスターに元気をもらいに来るんです!」「ちょうどいい、まぁまぁ感(笑)」と、みなさんほろ酔い気分で楽しそうに話してくれる。開業当初から通う“初期メンバー”だそうで、ご主人もうれしそうに頷いていると、そのお1人が「お客さんが帰った後、マスターとふたりでAKBのDVDを観てる!」と意外な事実も!? ご主人は、40歳でアイドルにハマったようで、「最初は娘がAKBの握手会に行くっていうのをやめさせようとしてたら、俺がファンになっちゃって(笑)」と、54歳の今でもアイドルに夢中なのだとか!

ここで登場したのは、「海鮮クリームコロッケ」。たっぷりの自家製ホワイトソースにカニやホタテ、エビ、タコ、イカなど新鮮な海の幸を加えて作るオリジナルコロッケは、あわびの殻に盛り、食パンの薄切りをのせて揚げた、アートな一品。武藤さんは、「食べた瞬間、カニの風味が〜」とうっとりし、きたろうさんも、「これは、贅沢だなぁ」と舌つづみを打った。

濃厚なコロッケのあとには、さっぱりとした「磯ツブ貝の旨煮」を。殻ごと旨煮にして冷やしてあり、楊枝を使ってくるりと身を引き出していただけば、箸休めにも、お酒のおつまみにもぴったりだ。

料理のこだわりを伺うと、「味には自信があるので、おいしいものを安く出すこと。ちょっと高めの食材でも手の届きそうな値段に抑えたい」と言い、オススメメニューも、「フグ唐揚げ」、「里芋のカニあんかけ」、「カキと白子の土手焼き」、「牛ヒレ肉の山椒焼き」など、さすがの品揃えである。

ところで、妻のさゆりさんとは、「新婚です。お互いに2回目で」とご主人。アルバイトで来ていたさゆりさんをご主人が口説いたそうで、「彼女は心の傷みが分かる人」と幸せオーラがあふれる。そして、「彼女が沖縄出身なんで、店もちょっと沖縄チックになってきた」とのこと。最後の〆は、さゆりさんから教わった沖縄名物の「なんこつソーキそば」だ! こだわりの麺に、ソーキも沖縄から取り寄せるという本格派。本場・沖縄の味に大満足のふたりであった。

「お客さんに、おいしかった、楽しかったと言ってもらうことがやっぱりうれしい。それを肥やしに頑張れる」とご主人。今後の夢は、「自分も呑兵衛なんで、奥さんと一緒に飲んで過ごす生活を続けられたら」と話し、酒場とは「心の傷みを癒す場所かな」と穏やかな笑顔を浮かべた。

「ちよだ」の流儀

その壱

まずは新鮮さが自慢の海の幸“刺身の盛り合わせ”を食らうべし!

この日は、ヒラメ、エンガワ、クジラ赤身、天然ブリ、サーモン、タコ、ホタテ、大トロ、マグロ赤身、シマアジという贅沢な盛合せ! どれも驚くほど新鮮で、たまらないおいしさだ。店内の生簀で泳ぐアジをその場で活け造りにしてもらえば、さらに豪華な一皿に!
刺身の盛り合わせ(竹)二人前2,178円(税込)、アジタタキ858円(税込) ※仕入れにより内容は変わります

その弐

大阪の修業時代に学んだ味“れんこんまんじゅう”を食らうべし!

吉野葛とすりおろしたレンコンの中に、エビ、銀杏、キクラゲ、刻んだレンコンを入れて練り、約180℃の油で3分間こんがりと揚げる。仕上げに餡をかけ、刻み海苔とおろし生姜をのせる。表面はカリカリ、中はもっちり! それぞれの具材の歯ごたえの違いも味わい深い、手の込んだ椀物だ。
れんこんまんじゅう748円(税込)

その参

旬を迎えた“磯ツブ貝の旨煮”を食らうべし!

旬の磯ツブ貝を殻ごと旨煮にし、冷やしていただく。楊枝で一つずつ貝殻から身を取り出しながら食すのも楽しく、お酒のつまみにも、箸休めにもぴったりの一品だ。
磯ツブ貝の旨煮1,078円(税込)

その四

沖縄から直送される“ソーキそば”を食らうべし!

沖縄出身の妻・さゆりさんから教わったというソーキそばは、こだわりの麺を使用し、ソーキ(骨付き豚肉)は沖縄から取り寄せるという本格派だ。コーレーグースという沖縄のピリ辛調味料をかければ、また違った味わいに。
なんこつソーキそば1,078円(税込)

きたろうさんから、ちよだへ贈る「愛の叫び」

大将のファンに囲まれ大にぎわい
これが酒場だ

―――きたろう

「割烹ちよだ」

住所
営業時間
定休日
東京都調布市布田2-2-6
17:00〜22:30
不定休
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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