BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#487

鉢の木

2024/8/10放送

東京都荒川区町屋の愛され酒場
味は絶品! 見た目も楽しい!
アイデア満載の創作料理に舌つづみ

トマトを器にした可愛いサラダ!

今宵の舞台は東京都荒川区町屋。きたろうさんと武藤さんがお邪魔したのは、東京メトロ町屋駅から徒歩5分、創業20年目を迎えた「鉢の木」だ。落ち着いた雰囲気の店内で、ご主人の伊東義明さん(49歳)に迎えられ、ふたりはさっそく、焼酎ハイボールで「今宵に乾杯!」。

最初のおすすめは、「鉢の木のトマトサラダ」。中をくりぬいたトマトに、トマトときゅうりのサラダを詰め、ヘタの付いた部分を蓋に。トマトを器にした可愛らしい一皿に思わず歓声を上げる武藤さん。「これは女性が大好き。写真撮りたくなる」と興奮しながら、「さっぱりして、夏にぴったり!」と大喜び。きたろうさんが「面倒くさいことやるね〜」と感心すると、ご主人は、「女性ウケは狙いたいので」とニヤリ!

ところで、店内には、ご主人が卒業した高校野球の強豪・千葉県専大松戸高校のグッズがズラリと飾られている。ご主人も野球部だったそうで、「キャッチャーでしたが万年補欠(笑)。でも高3最後の大会にはなんとかベンチ入りしました。甲子園は行けずですが……」と照れながらも、うれしそう。

そんなご主人が料理の道へ進んだきっかけは、高校卒業後に始めた飲食店でのアルバイト。「それまで全く料理を作ったことがなく、初めて味噌汁の作り方を教わった時は本当に面白いと思って。将来について考えたのもその時でした」。ご主人の両親は幼い頃に離婚し、母・和子さんが女手一つで暮らしを支えてきた。野球少年だったご主人は何不自由なく育ったが、高校卒業後、家計を支えたいとアルバイトを始め、その後は大衆酒場や日本料理店、秋田料理店など、和食を中心に様々な飲食店で修業を重ねてきたのだ。「修業は厳しかったですが、分からないことを知るのは楽しかった。野球部で培った気合と根性で乗り切れた」と話し、「今じゃ古臭い言葉ですけど(笑)」と付け加えた。

さて、次の料理は、「燃えるカマンベールチーズ」。お客さんの目の前でチーズの表面に火をつけるパフォーマンスも一興で、表面は香ばしく、中はとろりとチーズフォンデュのよう! クラッカーにつけて食せば、「見事だね!」ときたろうさん。武藤さんは「これをチビチビ食べながら飲むのはおしゃれ〜」とチューハイが進む。

そして、ここで、看板メニューの「海老真丈」が登場! 海老と魚のすり身にキノコや玉ねぎを入れて練り、蒸し上げる。油で揚げるよりも海老の風味が強くなり、武藤さんは、「ふわっとした食感で、香りが鼻から抜ける。海老の主張がすごい」とうっとりだ。

〆は自慢の「稲庭うどん」!

高校卒業後、料理人の道を歩み始めたご主人に、独立のチャンスが訪れたのは30歳の時。「ある時、母親から呼び出されて、以前ここにあった寿司屋に来たんです。そしたら大将に『俺、店を辞めるけど、お前やるか?』と聞かれて。母親がセッティングしてくれたんですね」。迷いもあったが、母親から「私が元気なうちに」と言われ、その言葉で心を決めた。

そんな母・和子さんは5年前に他界(享年79)。「つらかったです。でも、亡くなる前にこの姿を見せられてよかった」と少し涙ぐむご主人。「母は、生前、“主”みたいにカウンターに座ってましたね(笑)。開業当初は、自分の行く先々で、『息子が開業したので』と頭を下げてまわってたみたいです。私も何かあるごとに母親に相談して、アドバイスをもらってました」と振り返り、「自分ひとりだったらできなかった。感謝しきれない」とあふれる思いを語ってくれた。

続いては、旬を迎えた鮎を腹開きにし、約12時間干した「鮎の風干し」を。香ばしく焼き上げ、「頭から全部、骨も食べられます」とのこと。武藤さんは、「頭はチップスみたいにパリパリ! 食べる部分で食感が全然違う!」と丸ごと堪能だ。

ところで、「鉢の木」という店名は、和子さんからの提案だったという。「私もその時、初めて知ったのですが、祖父と父が経営していた洋食店の名前だったらしい」とご主人。武藤さんは「お店を継いだような感じですね」と感動し、きたろうさんは、常連さんたちに、「知ってた?」とドヤ顔……。だが、野球部時代の同窓生だった常連さんたちには周知の事実。当然、ご主人のことをよく知っていて、「伊東君は当時から愛されキャラ。キャプテンになるのかな?という感じだった。みんなに可愛がられて、このお店もあると思います」。さらに別の常連さんは、「何でも美味しいし、どんどん発案される新しいメニューがとても楽しみ」、「どうやったらお客さんが喜ぶかを考えてくれている」と語り、きたろうさんも、「料理が出てきたときに、ちょっとした喜びがあるもんね」と納得するばかり!

最後の〆は、「稲庭うどん」。盛り付けにもこだわり、自家製のつけ汁も自慢。きたろうさんは、「盛り付けがかっこいい」と目を輝かせ、武藤さんも「ツルツルのどごしがよくて、おいしい!」と箸が止まらない!

ご主人にとって、酒場とは、「日々の疲れを癒し、人と人を繋ぐ場所」。 「そういう酒場、永遠にあってほしいよね」と、大満足で店を後にするふたりであった。

鉢の木のオススメおつまみ

夏にぴったりの創作料理“鉢の木のトマトサラダ”

トマトの中をくりぬき、蓋つきの器のようにして使用した可愛らしい一皿。小さく切ったトマトときゅうりをクリーミーな自家製ドレッシングで和えて、トマトの器に入れてある。見た目にも涼しげな、女性に人気の一品だ。
鉢の木のトマトサラダ750円(税込)

女性に大人気のメニュー“燃えるカマンベールチーズ”

カマンベールチーズを丸ごとお皿に乗せ、フランベするように表面に火をつける。とろりと柔らかくなった中のチーズをチーズフォンデュのようにしてクラッカーにつけていただく。燃えるカマンベールチーズ980円(税込)

お店の看板メニュー“海老真丈”

海老、魚のすり身、椎茸、エノキ、玉ねぎを練り合わせて約18分蒸し、自家製ポン酢をかけ、千切りにした乾燥湯葉を乗せる。揚げずに蒸すことで、海老の風味がより感じられ、乾燥湯葉の食感もいいアクセントに。
海老真丈860円(税込)

自家製つけ汁で食べる“稲庭うどん”

秋田料理店で働いていたこともあるご主人が作る自慢の一皿。つけ汁も出汁からこだわった自家製。本格的な盛り付けや、つるっとしたのど越しも夏にもぴったりの一品だ!
取稲庭うどん640円(税込)

【こちらもオススメ】

  • 「炙り角煮」860円(税込)
  • 「自家製〆さば」750円(税込)
  • 「水茄子とタコの山葵和え」860円(税込)
  • 「坦々揚げ出し豆腐」750円(税込)

きたろうさんから、鉢の木へ贈る「愛の叫び」

母への愛が味にあふれて
ホームラン

―――きたろう

「鉢の木」

住所
営業時間
定休日
東京都荒川区町屋1-7-3
17:30〜24:00
不定休
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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