BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#489

旬味処

ふじせ

2024/8/31放送

東京都墨田区で創業43年!
アットホームなくつろぎ酒場
暖簾を守り続ける家族の物語

「合鴨とねぎの陶板焼き」は垂涎もの!

今宵の舞台は、東京都墨田区押上。きたろうさんと武藤さんがお邪魔したのは、とうきょうスカイツリー駅から徒歩1分。創業43年の老舗酒場「旬味処ふじせ」。厨房で腕を振るうのは、二代目主人の高城(たかぎ)君夫さん(77歳)と、三代目として修業中の長男・大樹さん(38歳)。そして接客を担当するのは二代目女将、妻・有子さんだ。家族で営むアットホームな雰囲気の中、きたろうさんと武藤さんは、さっそく焼酎ハイボールで「今宵に乾杯!」

最初のおすすめは、「合鴨とねぎの陶板焼き」。目の前で焼き上がるのを見ながら、「もうおいしいのが分かる」と涎を垂らさんばかりのきたろうさん。一口食べて、「ああ、旨いっ! やっぱり鴨は旨みがすごいわ!」と感激。ご主人は、「鴨とアヒルを掛け合わせた合鴨は、鴨とアヒルのいいとこ取り。野性的な味わいと、脂ののった旨みが合わさっておいしいんですよ」と教えてくれた。

「ふじせ」は、昭和55年に有子さんの両親が始めた。当初はしゃぶしゃぶ割烹だったそうで、君夫さんは板前として雇われ、その時出会った有子さんと昭和57年に結婚した。故郷の宮城県気仙沼市から18歳で上京し、21歳から料理人の道へ入った君夫さん。32歳から「ふじせ」で働き始めたが、「思ったほどお客さんが入らなくて」と、33歳で一度「ふじせ」を離れ、いくつかの日本料理店で腕を磨いたという。その間、「宮内庁にも行って、皇太子殿下と雅子さまのご婚礼や園遊会で料理を作った」というから、腕は確か! その後、平成11年に先代夫婦の引退をきっかけに二代目を継ぎ、有子さんと共に再び「ふじせ」で働き始めたのだ。

次は、女性にも人気の「くじらステーキ」を。武藤さんは、「クジラってクセが強いイメージあるんですが、これは柔らかいし臭みが全然ない!」と舌つづみ。ご主人は、「クジラもいろいろありますが、これは一番高級なミンククジラ。香りがよくて肉が柔らかい。優しい味なんです」と胸を張った。

ところで、義父母の店を継ぐにあたり、ご主人は、「俺がやればすぐお客さんは倍になると思った」とニヤリとして、「けど甘かった」と苦笑い。「土地柄、値段を安くしないと入ってもらえないんです」とのことで、価格を抑えた様々なメニューを増やし、誰もが気軽に入れる店へと変えていったという。そんな話に、きたろうさんが、「ダンナが店を立て直したんだね」と言うと、「いえ、私です!」と楽しそうに笑う有子さん。ご主人は、普段、無口な根っからの料理人で、接客には向いていないとか!? 「普段は全くしゃべりません。今日は、お客さんもビックリしてるんじゃない?」と有子さん。常連さんは頷きながら、「新鮮ですね! 普段のご主人は寡黙だけれどすごくハートがある感じ。たまに笑うのがすごく沁みる」と言い、別の常連さんは、「お店の魅力は、アットフォームな雰囲気。ほっこりして癒されます」と答えてくれた。

〆は絶品「夏鴨鍋」!

続いては、自家製味噌を使った「ぶりの西京漬け串焼き」。一口サイズに切ったぶりを串に刺して焼き上げてあり、「味噌の味がちょうどいい。素晴らしい!」と大満足のきたろうさん。ご主人曰く、「最初は刺身の残り部分を活用していたが、人気が出て、今は刺身の部分を漬け込んでます!」

現在修業中の長男・大樹さんが店で働き出したのは7年前。もともとは俳優を目指し芸能事務所に所属していたというが、「父から、もうそろそろ役者をやめて働くように言われて(笑)」と大樹さん。師匠としての父親は、「すごく丁寧に教えてくれますが、細かすぎて全然先に進まない」とも。ご主人は、「失敗されると食材が無駄になるから、失敗しないように教えると細かくなる」と話し、「昨日も、彼が作ったドレッシングを味見したら、酢が2〜3滴足りない。その2〜3滴の差が分かるようにならないとダメなんですね」と、さすがは腕利きの料理人だ。それでもすでに何品かは大樹さんが自由に作ったメニューも採用。中でも「三種のチーズオムレツ」が自信作なのだとか! そんな大樹さんに、「大将の料理の何割をマスターした?」と聞くと、「4割くらいですかね」とのこと。ご主人は、「2割くらいじゃない!?」と辛口評価ながらも、うれしそうに笑った。

ここで、「紙カツ(チーズ・梅しそ)」が登場! 豚ロース薄切り肉にチーズや梅しそを挟んで揚げてあり、薄いながらも、チーズはトロリと濃厚で、梅しそはさっぱりした味わい。そのアイデアとおいしさに大満足のふたりである。

最後の〆には、「夏鴨鍋」を。武藤さんは、「鴨の旨みがふわっと広がる〜」と興奮しながら、「本来なら料亭で食べる味」と感激。きたろうさんは、「夏に鍋ってのもいいね〜。出汁も幸せな味でバランスがいい!」と絶賛だ。

店を長く続ける秘訣は、「旨いものを作るしかないね」と潔いご主人。酒場とは、「美味しい酒と料理で幸せな気分になれる場所」だと言い、大樹さんは「仲間と騒いで泣き笑いする場所」。
間違いなく幸せになれる一軒である。

ふじせのオススメおつまみ

目の前で焼き上げるお店の名物“合鴨とねぎの陶板焼き”

鴨とあひるを掛け合わせた合鴨を陶板で焼いて自家製ゴマだれでいただく。鴨のぎゅっと締まった野性的な濃い味わいと、あひるの肉の脂ののった旨み。その両方を兼ね合わせた合鴨は絶品!
合鴨とねぎの陶板焼き980円(税込)

多くの常連客から愛される“くじらステーキ”

使用するのは、香りがよくスジが少なくて柔らかい肉質のミンククジラ。塩胡椒で下味をつけて焼き、自家製和風ソースで仕上げる。
くじらステーキ1,200円(税込)※仕入れにより値段が変わります

2種類の味が楽しめる“紙カツ”

豚ロース薄切り肉にチーズや梅しそを挟んで180℃の油で約5分揚げる。とろりと溶けたチーズは濃厚で、梅しそはさっぱり。どちらも唸るおいしさだ。
紙カツ(チーズ 梅しそ)870円(税込)

お店の看板メニュー“夏の鴨鍋”

冬とは具材の違う夏ならではの鴨鍋。具材は、合鴨肉、合鴨つくね、水菜、もやし、長ネギ、エノキ、エリンギ。カツオベースの特製出汁に鴨の旨みがしっかり利いて絶品! キンキンに冷えたチューハイとの相性も抜群だ。
夏鴨鍋1,950円(税込)※要予約

【こちらもオススメ】

  • 「穴子揚げおろし」730円(税込)※仕入れにより値段が変わります
  • 「ハムカツコロッケ」(3個)480円(税込)
  • 「三種のチーズオムレツ」580円(税込)

きたろうさんからふじせへ贈る「愛の叫び」

料理の美味い
カルガモ親子発見!!

―――きたろう

「旬味処ふじせ」

住所
営業時間
定休日
東京都墨田区押上2-1-1-113(線路側)
17:30〜23:00
日曜 月曜(月2回)
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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