BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#518

駒形

しん坊

2025/3/29放送

東京都墨田区吾妻橋で創業48年!
料理人一筋45年の二代目主人が
下町人気酒場の暖簾を守る!

絶品! 豪華「お造り三点盛り合わせ」

今宵の舞台は東京都墨田区本所吾妻橋。浅草から隅田川を挟んで対岸に位置するこのエリアで、きたろうさんと武藤さんがお邪魔したのは、昭和52年創業の「駒形 しん坊」。店を一人で切り盛りするのは、二代目主人の大関勝久さん(64歳)だ。店内では、年季の入った大きな木製テーブルを囲んで、すでに常連さんたちが酒を酌み交わしている。ふたりも、さっそく焼酎ハイボールを注文して、みなさんと一緒に「今宵に乾杯!」

最初のおすすめは、「お造り三点盛り合わせ」。この日は、カンパチ、真鯛、本マグロ大トロという豪華な盛り合わせ。「すごい! 番組のために仕入れた?」と驚くきたろうさんに、「いえいえ、これは毎日です」とご主人。武藤さんは「キラキラしてますね! おいしそう〜」と目を輝かせ、角切りにした本マグロ大トロ(青森県産)を口に運んで、「脂がとろけますね〜」とうっとり。続いて真鯛(千葉県産)は「上品な甘みがおいしい」と感激し、カンパチ(神奈川県産)は「味が濃い!」と、もう頬が落ちそうだ。

創業49年目を迎えた「しん坊」は、先代主人の及川勇三さん(74歳)が開業した。4年前に二代目を継いだ大関さんは、高校卒業後、生まれ育った栃木県塩谷町から上京し、手に職をつけたいと料理人になることを決意。19歳で及川さんに弟子入りして、「しん坊」で料理修業を始めた。その後、27歳からは一度「しん坊」を離れて、銀座の酒場で修業を重ね、及川さんのリタイヤと同時に「しん坊」に戻り、60歳で店を譲り受けたのだ。

この日、常連さんたちと一緒に店内で飲んでいた先代主人の及川さん。「息子もいないし、自分も歳だからもういいやと思ってね」と、にこやかな笑顔を浮かべ、「代替わりしても、メニューも値段もそんなに変わってないですね」と、今では、お客さんのひとりとして二代目を見守っている。そんな及川さんに対して、大関さんも、「先代はすごく優しくて、修業も楽しかった。仕事するのも、仕入れも、いつも一緒でしたね」と親しげな眼差しを向けるのだった。

次のおすすめは、「焼とり盛り合わせ」。つくね、ねぎま、砂肝の三種類。48年間継ぎ足されてきた秘伝のタレでいただく。「つくねは、ふわふわ! タレと合いますね」と舌つづみをうつ武藤さん。女性でも食べやすい一口サイズの切り方にもご主人のこだわりが感じられ、きたろうさんも、「旨い!」と味わいながら、「大将の繊細さとこだわりがわかるね」と感心するばかりだ。

シンプルな味付けが旨い!「焼うどん」で〆

続いては、ご主人の自信作「いわしの唐揚げ」。刺身でもいただける新鮮な生のいわしを唐揚げにしてあり、武藤さんは、「中はふわっふわでおいしい〜! 脂ものってる」と大喜び。きたろうさんも、「いわしの味がしっかり出るんだね、すごい!」と大満足である。

店では、毎日、日替わりを含め約80種類以上のメニューを用意しているそうで、「ひとつの料理でも何種類にもアレンジできますし、メニューになくても、お客さんのリクエストに応えて作ったりもしますよ」とご主人。さらに、「常連さんの注文の仕方や食べる様子を見て、この人は何が好きかとか、そういったことも頭に入れています」とのこと。飾らない朴訥とした人柄のご主人ながら、お客さんのことを思い、おいしい料理を食べてほしいという温かい思いが垣間見えた。

そんなご主人と店の魅力を常連さんたちに伺うと、「行けば誰かがいるので、一人でも来やすい」、「落ち着くし安心できる」、「魅力は大将の人柄!」、「下町だから、みなさん快く受け入れてくれる。このエリアは本当にあったかくて、居酒屋はどこにいっても知り合いに会えるくらいなんです」とのこと。下町人情あふれる街ならではの話に、「いい街だね〜」とほっこりするふたりだった。

ここで、「鯛のカブト煮」が登場! 料理人人生45年を誇るご主人こだわりの一品。立派な鯛の頭をカツオ出汁、酒、みりん、醤油で約15分煮詰め、身はふわふわ! 甘辛い味付けで絶妙なおいしさに。きたろうさんは、「大将の料理はどれも味が濃すぎず薄すぎず、繊細でちょうどいいんだ」と賞賛が止まらない。

先代主人の及川さんも、「彼には見込みがあるとずっと思ってました。19歳の頃から知ってますからね。真面目だし、人付き合いもいいし。悪い人間じゃないと思ってましたね(笑)」と話し、「これでお店も、もう大丈夫」と太鼓判を押した。

最後の〆は、「焼うどん」。肉と野菜がバランスよく入った焼うどんは、塩コショウでシンプルに味付け。香り付け程度に醤油で仕上げてあり、たっぷりのかつお節をかけていただく。きたろうさんは、「一貫してるね! 味の繊細さが」と、またしても感動。武藤さんも「お肉の旨みと野菜の旨み。それに塩コショウでこんなにおいしくなるんですね!」と堪能するのだった。

ご主人にとって、酒場とは、「人生そのもの」。「自分がずっと携わってきたのが酒場。これからも人生を共にしていきたいですね」。人情味あふれる下町で、愛され続けるいい酒場である。

しん坊のオススメおつまみ

本マグロが自慢の“お刺身三点盛り”

この日は、本マグロ大トロ(青森県産)、真鯛(千葉県産)、カンパチ(神奈川県産)の豪華三種類。食べやすく角切りにした本マグロはとろけるような脂のりで、真鯛は上品な甘みがたまらない。新鮮なカンパチも味わい深く絶品だ!
お造り三点盛り合わせ935円(税込)※仕入れにより内容は変わります

創業から続く人気メニュー“焼き鳥盛り合わせ”

ふわふわのつくね、ジューシーなねぎま、シャキシャキの砂肝の盛り合わせ。48年間継ぎ足されてきた秘伝のタレは、甘すぎず、辛すぎず、抜群のおいしさ。手軽にパクパクと食べられる一口サイズのカットは女性にもうれしい限りだ。
焼とり盛り合わせ770円(税込)

【こちらもオススメ】

  • 「ナスフライ」385円(税込)
  • 「肉やさい炒」605円(税込)
  • 「手羽先焼」385円(税込)
  • 「からし蓮根」440円(税込)

きたろうさんから、しん坊へ贈る「愛の叫び」

酒場に人生をかけた大将
その人柄が下町にマッチ!!

―――きたろう

「駒形 しん坊」

住所
営業時間

定休日
東京都墨田区東駒形2-21-6
月〜土曜17:00〜24:00
祝日17:00〜22:00
日曜
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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