BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#521

比内地鶏

海舟

2025/4/19放送

酒場激戦区・東京都葛飾区亀有
比内地鶏の美味しさに魅了され
人気酒場を作り上げた男の物語!

備長炭で焼き上げる「比内地鶏」に舌つづみ!

きたろうさんと武藤さんがやって来たのは、漫画『こち亀』の舞台としても知られる東京都葛飾区亀有。JR常磐線・亀有駅から向かったのは、酒場激戦区で創業14年目を迎えた人気店「比内地鶏 海舟」だ。炭火の煙が漂う賑やかな店内で、ご主人の木滝喜博(よしひろ)さん(52歳)に威勢よく迎えられ、さっそく、ふたりは、焼酎ハイボールで「今宵に乾杯!」。

最初のおすすめは、「比内地鶏」の串焼き「みさき(ぼんじり)」。二羽から一串分しか取れないという希少部位「ぼんじり」は、脂がジュワリと味わい深く、「表面がサクサクでおいしい〜」と目を輝かせる武藤さん。ご主人は、「鶏のお尻の部分ですね」と、秋田県から直送されたばかりの丸鶏を披露し、「ぼんじり」を切り取って見せてくれた。

「比内地鶏」は日本三大地鶏のひとつで、加熱しても固くなりすぎず、肉の味が濃く、濃厚な脂の旨みが特長。ご主人は、「様々な地鶏を試してみたが、脂のバランス、歯応えなど、やっぱり比内地鶏が一番」とこだわりつづける。続いていただくのも、比内地鶏の「もも」と「レバ」! どちらも大きめカットで食べ応えも十分。「脂がおいしい」、「皮がおいしい」、「お肉がおいしい」、「プリプリふわふわでおいしい」と、「おいしい」以外の言葉が見つからないふたりである。「素材を大切にするため、鶏肉になるべく煙があたらないように焼く」のもご主人のこだわりそうで、煙をあおぐために使用しているお手製のうちわは、月に一度は紙を張り替えながら使っているのだとか!

茨城県鹿嶋市で生まれ育ったご主人は、高校卒業後、ホテルのレストランで働き始めた。ウェイターとして仕事をするうちに、料理人になる夢を抱き始めたご主人は、28歳でホテルを退職。料理修業をスタートさせたという。そして、11年後、39歳で「比内地鶏 海舟」を開業したのだ。店名の由来は、長男の「司悠(しゅう)」さんと次男の「櫂(かい)」さんの名前から。次男の櫂さんは料理の道にも興味を持っているそうで、うれしい限りだ。

次に登場したのは、炭火で焼き上げる串野菜「ズッキーニパルメザンチーズ焼」。輪切りにしたズッキーニにパルメザンチーズをたっぷりかけて焼いてある。きたろうさんは、「うまいね! チーズと合うね!」と感激。武藤さんも、「焼き加減が最高!」と味わった。

濃厚「比内地鶏スープ」と香ばしい「焼おにぎり」

料理の腕を磨くため、銀座、新橋、浜松町、飯田橋、埼玉など8軒の酒場で修業したというご主人。「長い時は4年、短い時は2か月くらいで、もう教わるものがないと思ったら、次のお店へ」と渡り歩いた。そうして11年の修業を経て、平成24年に「海舟」を開業。しかし、当初は「比較的価格の高い比内地鶏は、お客さんになかなか受け入れてもらえなかった」と苦戦を強いられた。それでも、「信じ続けて提供しているうちに、やっと最近、比内地鶏を目当てに来られるお客さんも増えた」とのこと。ご主人のこだわりが、ようやく実を結んだのだ。

続いては、「レバパテ」を。新鮮なレバーで作った濃厚なパテをパンにつけていただくおしゃれな一皿に、「目をつぶったら、ここはフランス料理店だね」ときたろうさん。「修業した店で教えてもらった」と言うご主人に、武藤さんが「やっぱり銀座のお店?」と聞けば、まさにビンゴ! 大当たりである。

さて、ここで、常連さんにお話を! この日、集っていたのは、なかなか個性的な雰囲気の常連さんたち(笑)。みなさん、「『こち亀』はバイブル!」と言う亀有住民で、「亀有はすっごく良い街」、「最後に残された昔の下町」と亀有愛を語る。そして、店の魅力を伺うと、「喜博(ご主人)です!」、「やっぱり大将の人柄!」と口を揃え、「どんな?」と聞くきたろうさんに、「テキトーなところ」、「ぶっきらぼう!」、「今日は笑ってるけど愛想ないんだよ、いつも!」と言いたい放題! 葛飾区出身の武藤さんは、「ウチの親戚会みたい(笑) しゃべりたいことしかしゃべらない」と苦笑いだ。

ここで登場したのは、箸休めの小鉢「自家製わさび菜」。長野県から取り寄せたわさび菜を自家製醤油ダレに漬け込んだ一品は、ピリっとした爽やかさが酒のつまみにピッタリだ。

〆には、「焼おにぎり」と「比内地鶏スープ」を。比内地鶏の鶏ガラでとったスープは濃厚で、「これは家庭では作れないなぁ」ときたろうさん。武藤さんも、「おいしい〜! 鶏の旨みがギュッと入ってますね!」と喉を鳴らし、こんがり焼きあがった「焼おにぎり」も「表面がパリパリでお醤油の焦げてるところもおいしい」とたまらない様子だった。

店をやる上で大切にしているのは、「まじめにやること」とご主人。「お客さんからおいしいと言われる時が一番うれしい」けれど、逆に大変なのは、「ああいうお客さんたちに、いろんなわがままを言われること(笑)」と先ほどの常連さんたちと一緒に大笑い! そして、「酒場とは、飲んでしゃべって楽しむ場所。これからもなくしたくないですね」と言って、大きな拍手が巻き起こった。

海舟のオススメおつまみ

名物「比内地鶏」の希少部位“みさき(ぼんじり)”

秋田県から直送される比内地鶏を使用し、備長炭火で焼き上げる。脂ののったぼんじり(尻の部分)は、二羽から一串分しか取れない希少部位。表面はパリっと焼き上がりサクサクとした食感で、ほどよい炭の香りがたまらない!
みさき320円(税込)※比内地鶏は数に限りがあります

名物「比内地鶏」“もも&白レバ”

大きめにカットした比内地鶏は食べ応え十分! パリパリに焼けた皮とジューシーな肉が最高に旨い「もも」と、プリプリふわふわの「レバ」は抜群の焼き加減。どちらも塩でいただく。素材を大事にするため、できるだけ煙が直接肉につかないように焼くのが、ご主人のこだわりだ。
もも390円(税込)白レバ290円(税込)※比内地鶏は数に限りがあります

新鮮なレバーで作る人気メニュー“レバパテ”

ご主人が修業中に教わったというレバパテ。濃厚な自家製レバパテをスライスしたバゲットにつけていただく。フランス料理店のようなおしゃれな一皿。
レバパテ690円(税込)

【こちらもオススメ】

  • 「しいたけ肉づめ」1本320円(税込)※注文は2本から
  • 「ポテトサラダ」480円(税込)
  • 「皮」320円(税込)
  • 「つくね」1本250円(税込)※注文は2本から

きたろうさんから、海舟へ贈る「愛の叫び」

無骨なこだわり大将
今日は愛嬌たっぷり

―――きたろう

「比内地鶏 海舟」

住所
営業時間
定休日
東京都葛飾区亀有5-41-4
17:00〜24:00
火曜
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

ページトップへ