BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#544

大衆割烹

えびす

2025/10/18放送

トラックドライバーから突然の転身!
30歳で酒場を開業し第二の人生へ
家族に支えられて老舗酒場の歴史は続く

甘さに驚き! 絶品「もろこし天ぷら」

東京都足立区北綾瀬にやってきた、きたろうさんと武藤さん。北綾瀬駅から住宅街をしばらく歩いて到着したのは、昭和51年創業の老舗酒場「大衆割烹 えびす」だ。賑わう店内で、ご主人の熊谷民敏(たみとし)さん(79歳)と妻の友子さん(77歳)に迎えられ、さっそく、ふたりは、焼酎ハイボールで「今宵に乾杯!」。カウンターの向こうでは、長男の孝裕さん(53歳)と次男の敏男さん(51歳)も店を手伝っている。

最初のおすすめは、「もろこし天ぷら」。女将・友子さんの故郷、青森県産のとうもろこし「嶽(だけ)きみ」は甘みが際立ち、あまりのおいしさに、きたろうさんも武藤さんもうっとり!

今年で創業50年目を迎えた「えびす」。ここ北綾瀬で35年、それ以前は綾瀬でスナック喫茶を15年営んでいたという。ご主人は、「この場所を見た瞬間、『いいな!』と思って。何もない所だから、暇だろうと思ったんですが、最初からいきなりワーっとお客さんが来てくれた」と振り返り、きたろうさんも「こんなところに酒場ができたら、俺も、いの一番に来るよ!」と納得だ。

長野県の中学を卒業後、17歳で上京したご主人が、妻の友子さんとともに、足立区綾瀬にスナック喫茶「エビス」を開業したのは、30歳の時。意外にも、それまではトラックドライバーだったそうで、「寿司屋をやる予定だったカミさんの妹夫婦が交通事故にあって開業できず、ウチに話が来て。不安もあったが、若かったから勢いもあった」と開業を決意した。「だから料理を始めたのも開業してから。スナック喫茶の常連さんに料理人がいて、彼がいろいろ教えてくれた」そうで、包丁の使い方や味付けなど、店を営業しながら料理の腕を磨いていったのだ。

続いては、油の温度や揚げ時間など試行錯誤を繰り返したという「ふぐの唐揚げ」を。アツアツを頬張って、「ホクホク!ジューシーでいくらでも食べられる」と箸が止まらない武藤さん。きたろうさんも、「贅沢だなぁ〜」とつぶやきながら堪能した。

ご主人と友子さんとの出会いは、56年前。トラックドライバーだった民敏さんが荷物の配達で、友子さんが働く美容室を訪れたのがきっかけだったという。1年間の交際を経て結婚し、苦楽を共にしてきた友子さんは、「酒場やるなんて、まさかですよ。オール借金だったから無我夢中で頑張った。3時間睡眠でしたね」と振り返る。「スナック喫茶の頃は、朝は喫茶店、昼は定食を出して、夜はスナック。夜中の2時まで働いて、翌朝子供たちを保育園に連れて行く……」と目の回るような忙しさ! きたろうさんが、「知ってた?」と長男の孝裕さんに振ると、「頭があがらない」と感謝しつつも、「もう何回も聞かされてる」と苦笑いだ。

人生で初めて食す「穴子刺し」に感動!

お次はなんと、「穴子刺し」! 「大丈夫!?」と驚くきたろうさんに、任せてと言わんばかりのご主人。刺身で食べられるのは、水揚げされた穴子を毎日生きたまま仕入れ、注文を受けてから素早く捌くから! ふたりとも人生で初めて食べる穴子の刺身にドキドキしながら、口に運ぶと「全然生臭くないし、おいしい!」と感激し、「フグより旨いと言う人もいる」とご主人に言われて、武藤さんも「そう思う! 脂の甘みがあとからじゅわっとでてくる」と大興奮だ。

懸命に働く両親の背中を見て育ち、料理人を志したという長男の孝裕さんと次男の敏男さんは、店で働き始めて約30年。今では両親を支える頼もしい存在だ。敏男さんは、家族で一緒に働くのは、「楽しい!」と言い、両親を「頑固で真面目でとてもいい親父と素直で真面目でとてもいい母親」と表現。常連さんたちも、「温かいお店」、「人間の味と料理の味が両方魅力」と「えびす」愛を語り、ご主人は、「ありがたいことです。お客さんが喜んでくれるのはやっぱりうれしい」と感謝するのだった。

ここで登場したのは、「銀ダラ西京焼」。艶やかにこんがりと焼けた銀ダラは、「上品な味わいで身がふわっとしてる」と舌つづみをうつ武藤さん。きたろうさんも「これは人気でしょう!」と、そのおいしさに脱帽だ。

「できたら引退して、そろそろ、せがれたちに渡したい(笑)」と言いつつ、溌剌と店を切り盛りするご主人。「長く続ける秘訣は、目の前のことを一生懸命やること」。そして、「ずっと付いてきてくれた妻がいなかったらここまで続けられなかった」とも。友子さんも、「この歳になると、朝起きて、夫の顔見て、『元気だ! よかった! 今日も頑張るぞ!』ってなるんです。頼りにしてるから」と幸せそうに笑った。

最後の〆は、「えびす鍋」。カニやエビ、ホタテやカンパチなど具だくさんの絶品鍋に、「素材から出た旨みが全部入ってる! スープもおいしい〜」と大満足のふたりである。

酒場とは「憩いの場。一日の疲れを癒してくれたら」とご主人。女将は、「一杯飲んで何も考えないで自然にかえれる場所」と答えて、きたろうさんは、「永遠にこういう場所があってほしいね!」としみじみつぶやいた。

えびすのオススメおつまみ

女将の故郷 青森県から直送“とうもろこし”の天ぷら

青森県産のとうもろこし「嶽(だけ)きみ」を使用。170℃の油で約2分揚げる。一口食せば、驚きの甘みが口の中に広がり、たまらないおいしさに感激すること間違いなし!
もろこし天ぷら(小)770円(税込)

自家製ブレンド味噌で漬け込む“銀ダラの西京焼き”

こんがりと焼き上がった銀ダラは、十分に脂がのっていながら、しつこさのない上品な味わい。ふっくらとした身を口に運べば、ホロリとほどけるような食感で最高に旨い。常連さんからも大人気の一品だ。
銀ダラ西京焼き1,320円(税込)

【こちらもオススメ】

  • 「刺身盛り合わせ(5人前〜)」10,000円〜(税込)※仕入れにより内容は変わります
  • 「いわしと里芋煮」660円(税込)
  • 「牛すじ煮込み」660円(税込)
  • 「カンパチカブト焼き」1,100円(税込)

きたろうさんから、えびすへ贈る「愛の叫び」

アナゴの刺身にびっくり
家族そろってえびす顔

―――きたろう

「大衆割烹 えびす」

住所
営業時間
定休日
東京都足立区佐野2-23-8
17:00〜23:00
水曜
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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