BS-TBS「〜癒・笑・涙・夢〜夕焼け酒場」 毎週土曜よる6:00〜6:30 BS-TBS
#557

大衆割烹

大菊

2026/1/24放送

夫婦で営むアットホームな老舗酒場
17歳から関西で料理修業した
男気あふれるご主人の絶品料理!

先代からの継ぎ足し出汁で作る「あら煮」

今宵の舞台は、東京都江戸川区葛西。きたろうさんと武藤さんが訪れたのは、東京メトロ東西線葛西駅から徒歩1分。創業45年の「大衆割烹 大菊(だいぎく)」だ。店を切り盛りするのは、二代目主人の大羽(おおば)昌美さん(60歳)と妻の聡恵(としえ)さん(50歳)。靴を脱いでリラックスできる店内で、ふたりはさっそく焼酎ハイボールを注文して「今宵に乾杯!」

最初のおすすめは、「おまかせ刺身3点盛り」。この日は、マグロ赤身、真鯛、寒ブリ。きたろうさんは、もう待ちきれない様子で寒ブリを食し、「すごいね! 食感も歯応えも!」と感激。武藤さんも「脂が甘い! 新鮮!」と目を細め、続いていただいたマグロも「味が濃くておいしい〜」とチューハイを飲み干す勢いだ。

昭和55年にご主人の両親と叔父夫婦が開業した「大菊」。父・大羽正男さんの「大」と、叔父・菊岡正昭さんの「菊」を取って店名にしたという。そんな「大菊」のある江戸川区葛西で生まれ育ったご主人は17歳から料理修業を始め、父親のすすめで関西の寿司割烹店へ入ったという。「17歳で!? 高校は?」と尋ねるきたろうさんに、「退学しました。昔はちょっとパンチパーマとかでね……」と明かし、「母親はやっぱ悲しんだみたい」と頭を掻く。きたろうさんが、「でも大阪と東京の味覚は随分違うでしょう?」と言うと、「そうですね。もう少し味を薄くしろって言われましたね。食べ物の呼び名も違って、“長ネギ”は“京ネギ”、“鶏肉”は“かしわ”。そんなのも知らないのかと怒られましたよ!」。

次のおすすめは、先代から継ぎ足しの出汁を使った「大根とあら煮」。出汁の滲みた飴色の大根にうっとりしながら、「もう香りで飲めちゃう」と武藤さん。一口食べれば、「おいしい〜! 味がしっかりしてるけど、決して濃くはない!」と舌つづみを打った。

関東と関西の料理の違いに戸惑いながらも修業に励んでいたご主人だが、25歳の時、体調を崩した両親を支えるため、家業の「大菊」で働き始めた。「先代は昭和ひと桁生まれで頑固でしたね。でも『損して得をとれ』とよく言っていて、お客さんにいろんなサービスをしていました」と振り返る。そして、「両親はよくケンカもしたし、見えないところで足を蹴り合ったりしてました」と苦笑い。しかし、そんな両親も今はこの世を去り、店を残してくれたことに感謝するばかりのご主人なのだ。

辛みと酸味が絶妙な旨さ!「酸辣小鍋」

続いていただくのは「里芋饅頭」。すり潰した里芋の中に銀杏と海老を加えて揚げ、餡をかけた美しい一皿に歓声を上げるふたり。武藤さんは「お出汁の味がいい〜。里芋饅頭はねっとりホクホク!」と頬が落ちそう。きたろうさんも、「手間暇かかってる」と感激だ。「自分が食べておいしいと思える料理を提供したい」というご主人は、休みの日には外食し、新メニューを考えるなど、たゆまぬ努力を続けているのだ。

現在ともに働く妻の聡恵さんとはご主人が42歳の時に出会い、44歳で結婚した。「接客は大変だけど楽しい」という聡恵さんは、もともと店の常連客。「彼は最初、無口であまり笑わなかった」という。きたろうさんは、「大将、かっこいいもんね。目つきが高倉健みたい」と言うと、ご主人も「高倉健に憧れてるんです!」とうれしそうな笑顔だ。そんなふたりに武藤さんが「ケンカはしない?」ときくと、聡恵さんは「一度店でケンカして天ぷらを揚げたら、いつものように仕上がらなくて。イライラが出ちゃうんです。だから、仕事中はケンカしちゃダメだなって!」とほほ笑むのだった。

ここで常連さんに店の魅力を聞いてみると、「おいしいお酒と肴のある贅沢な場。大将は口数が少ないけど、ときどき発する言葉が面白い」とのこと。また別の常連さんは、「以前、仕事を辞めたときに、大将に声かけてもらって、2年ほどここで働かせてもらった」と、ご主人の男気あふれるエピソードを披露してくれた。

ここで登場したのは、「げそ唐揚げポン酢」。刺身用の白イカのゲソを使った唐揚げは、自家製ポン酢のさっぱりとした風味! 「揚げ物だけどいくらでも食べられそう」と武藤さんは箸が止まらない!

店をやっていて楽しかったのは「お客さんが還暦パーティを開いて祝ってくれたこと」とご主人。「店を辞めようと思ったことはないし、俺はこれが向いてるのかな」と話す。そして、「将来は、小6の息子が店をやりたいと言ってる」そうで、「子供ってかわいいねぇ。親父のやってることやりたいんだねぇ」と相好を崩すきたろうさんに、ご主人は、「回転ずしをやりたいらしい」と言って、大笑い!

最後の〆はご主人考案の自信作「酸辣小鍋」! 豚肉をごま油、豆板醤で炒め、春雨と豆腐を加えてスープで煮込み、仕上げにラー油をかける。ピリとした辛さとほどよい酸味が絶妙なバランスで、「さっぱりしていて軽く食べられる!」、「〆なのに、つまみにもなる!」と大満足のふたりであった。

ご主人にとって酒場とは、「人と出会える場所」。料理のおいしさはもちろん、ご主人の男気あふれる人柄と女将の明るく丁寧な接客で、多くの常連客に愛される老舗酒場の歴史は続いていく。

大菊のオススメおつまみ

毎朝豊洲市場で仕入れる“刺身3点盛り”

ご主人が毎朝豊洲市場で仕入れる刺身はどれも鮮度抜群! この日は、マグロ赤身、真鯛、寒ブリの盛り合わせだ。脂がのった寒ブリは歯応えもしっかりで最高のおいしさ! マグロは味が濃く、真鯛は上品な甘みが美味だ。
おまかせ刺身3点盛り1,800円〜(税込)

先代から継ぎ足しの出汁を使った“あら煮”

継ぎ足しの出汁に真鯛のあら、大根を加えて10分煮込む。飴色に煮込まれた大根は出汁がしっかりと滲みて、たまらないおいしさに。先代から教わったという味付けはしっかりとした味ながら濃すぎず、ほろりとくずれる真鯛の身も美味だ!
大根とあら煮715円(税込)

関西で学んだポン酢で食べる“イカげその唐揚げ”

刺身用の白イカのげそを軽く茹でた後、油で揚げ、仕上げに自家製ポン酢をかける。食感はふっくらとやわらかく、揚げ物ながらさっぱりしたポン酢の風味でいくらでも食べられそう!
げそ唐揚げポン酢715円(税込)

【こちらもオススメ】

  • 「生あじフライ」1,210円(税込)
  • 「豚バラ肉野菜炒め」880円(税込)
  • 「和牛炙りたたきポン酢」1,595円(税込)
  • 「野菜かき揚げ」990円(税込)

きたろうさんから、大菊へ贈る「愛の叫び」

大菊に居酒屋兆治がいた
料理のこだわりお見事!!

―――きたろう

「大衆割烹 大菊」

住所
営業時間
定休日
東京都江戸川区東葛西6-4-2
17:00〜22:00
日曜 月曜祝日
※月曜祝日の際は日曜営業
  • ※ 掲載情報は番組放送時の内容となります。

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